
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックまであと2年。
FIS(国際スキー・スノーボード連盟)が、2024-25シーズンのスノーボード・ワールドカップ(パーク&パイプ種目)日程を発表した。
目次
■ 開催予定数は例年並み
発表された種目と大会数は以下の通り:
- ハーフパイプ:全5戦
- スロープスタイル:全5戦
- ビッグエア:全4戦
いずれも例年と同じ水準で、コロナ禍以降の安定したシーズン継続が期待される。
■ 開幕はスイス・クールのビッグエアから
シーズン最初のビッグエアは、スイスの都市クール(Chur)で開催。開催日は約5カ月後となっている。
以降の主な日程:
- ビッグエア:クール(スイス) → 北京(中国) → エドモントン(カナダ)
- スロープスタイル:来年1月、ラークス(スイス)で開幕
- ハーフパイプ:中国・シークレットガーデン → 米・カッパーマウンテン
※今シーズンも日本開催の大会は予定されていない。

■ 日本勢の動向と注目選手
平野歩夢はW杯に出場するか?
ハーフパイプでは、中国や韓国を中心にアジア勢が台頭しており、日本代表にとっては油断できないシーズンが予想される。
エースである平野歩夢は、今季もX GamesやSnow Leagueへの出場が予想されるが、オリンピックを見据え、FISワールドカップへの出場機会も増加している。
近年は、オリンピック前にW杯ポイントの確保やランキング調整が重要となるため、シーズン中にW杯に登場する可能性が高い。
ハーフパイプでは、スコッティ・ジェームス(オーストラリア)が依然として最強のライバルとして君臨しており、金メダル候補の筆頭とされている。今季も変わらず、圧倒的な技術と安定感を発揮することが予想され、日本勢にとっては最も強力な壁となるだろう。
スロープスタイル&ビッグエアは混戦模様
スロープスタイルとビッグエアは、今シーズンも突出した選手が不在の混戦状態。
マーカス・クリーブランド(ノルウェー)やスヴェン・ソーグレン(スウェーデン)など、実績ある選手はいるものの、近年のワールドカップでは勝者が毎回変わるような状況が続いており、誰が表彰台に立つか予想が難しい。
このような中で、日本の若手ライダーたちの活躍が大きな鍵を握る。世界を驚かせるようなランを決めるチャンスは十分にあり、今季もW杯を舞台に新たなスターが誕生する可能性が高い。
■ まとめ
今季のFISワールドカップは、例年通りのスケジュールで実施予定。
選手たちにとっては、五輪前哨戦とも言える重要な1年だ。
注目選手の動向をチェックしつつ、ハイレベルなバトルに期待しよう。

ビッグエア日程
1戦目 10月21日 スイス(クール)
2戦目 11月30日~12月2日 中国(北京)
3戦目 12月8日~9日 カナダ(エドモントン)
4戦目 12月13日~16日 アメリカ(カッパーマウンテン)
スロープスタイル日程
1戦目 1月17~20日 スイス(ラークス)
2戦目 1月31日~2月4日 アメリカ(マンモスマウンテン)
3戦目 2月8日~22日 カナダ(カルガリー)
4戦目 3月15日~16日 チェコ(シュピンドレルーフ・ムリーン)
5戦目 3月22日~24日 スイス(シルヴァプラーナ)
ハーフパイプ日程
1戦目 12月7~9日 中国(シークレットガーデン)
2戦目 12月13日~16日 アメリカ(カッパーマウンテン)
3戦目 1月17~20日 スイス(ラークス)
4戦目 1月31日~2月4日 アメリカ(マンモスマウンテン)
5戦目 2月8日~22日 カナダ(カルガリー)
