今年の夏、開催されたTTRオープニングマッチとなる『Biallbong Ante Up』ウィスラー大会には、世界から、そして地元カナダからトップ選手が参加した。
きっとすべてのライダーは、スノーボード・メーカーからの遠征サポート費用や用具提供のスポンサードを受ける選手たち。TTR 5 STARをという権威高い大会に出るにふさわしい選手たちだ。
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しかし、この大会に唯一人、まったくの無名のノー・スポンサー・ライダーの日本人ライダーが参加していた。
彼の名前は、大久保富伊。年齢は21歳。地元ウィスラー・ローカルたちは、トミーの愛称で呼んでいる。ウィスラーのギリシャ料理レストランで仕事しながら、スノーボードをしている若者だ。ごく普通のジャパニーズ・ローカルライダーである。
そんな彼が、なんと世界屈指の大会で14位という輝かしい結果を残すことができた。
誰にも知られていない、もう1つのビラボーン大会のストーリーをご紹介しよう。【続きを読む】
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