![mute](https://dmksnowboard.com/wpdmk/wp-content/uploads/2020/09/mute-696x510.jpg)
先月19日にも伝えた記事『スケート界の神トニー・ホークが重大報告!もうミュート・グラブとは呼ばせない』で紹介したが、これまでスノーボード界であたり前のように伝えられた「ミュートグラブ」が、これからは「ウェドル・グラブ」と呼ぶようになる。なんと、オリンピックのスノーボード種目を管轄するFISも、今後そうする方針を示唆した。
![](https://dmksnowboard.com/wpdmk/wp-content/uploads/2020/09/mute-1024x751.jpg)
そもそものミュートからウェドルへの名称変更の理由に関しては、『スケート界の神トニー・ホークが重大報告!もうミュート・グラブとは呼ばせない』を一読してほしいが、ちょっとお堅いイメージが強いFISがこうした名称を推奨するとは、驚きだった。
FISの記事を要約しよう。
FISのパーク&パイプ・コンテストディレクターのロベルト・モルセイ氏とスノーボード・ジャッジコーディネーターのオラ・サンデクビスト氏を含む役員は、トニー・ホークが提唱した動議を支持する。
「スノーボードの多くのトリック名は、スケートボードから採用されたトリックに基づいています。そのため、スケートボードの伝統を尊重し、スケートの世界に適応する必要があります。そこでこのような変化が起こった場合は、状況に応じて調整する必要があります。」と、サンデクビストはコメントした。
ワールドカップのジャッジ、カナダのマルセロ・センチュリオーネ氏も同意する。
「トリック名の背後にあるストーリーを学んだ後、名前を変更する決定は簡単でした。クリス・ウェドルさんを認識し、彼の名をトリック名にすることを許可する機会は、まさに正しいことです」
FIS側は、ウェドルさんに以上の見解を伝えた。
「名称の変更をしていただき、ありがとうございます。私は、ミュート(発言ができない)ではなく、聴覚障害者。スノーボードも大好きです」と、感謝のコメントを伝えたという。
したがって、2020/21シーズン以降は、Weddle(ウェドル)グラブという名前になるので、新しい名前の古いトリックに注目してください。
以上のように記事を締めた。
トニー・ホークが伝えた時点でも、横乗り業界的には大きなインパクトを与えたが、FISが認めたことで、今後は広く一般的にも「ウェドル・グラブ」の名称が広がっていきそうだ。
長年、ミュートと読んでいたので、多少の違和感、戸惑いはあるかもしれないが、今後は僕たちも「ウェドル・グラブ」と呼ぶようにしたい。
空中に飛び出し、前の手で両足の間、つま先側をグラブする技は、「ウェドル・グラブ」です!