COCのCセッション最終日となった昨日、國母カズが急遽参上!ブラッコムグレーシアに広がる真っ青の空に、侍カズのスタイリッシュなエアーが舞った。
Photo & Story: Fusaki IIDA
ブラッコムグレーシアに広がる真っ青の空にカズが舞った! |
國母和宏、上村好太朗、堀井優作の3人のライダーをフューチャーする映像作品、タイトル未定は、渡邉徳広氏のSocial Misfits Productionsの新たなプロジェクトだ。この中には彼らのトリップに欠かせないユーモラスなフォトグラファーZIZO(ジゾー)もいる。
一行はフランス・トリップの後、アメリカのサマー・ライディングの聖地、マウントフッドにいた。
マウントフッドのスノーボード・キャンプの中日。つまり1セッションごとに設けられている休憩日に、一向はスケートをするため南下してサンフランシスコに行くことを考えた。
しかし、走り出したら遠かった。そこで、「スノーボードがしたい!」という衝動に掻き立てられ、COCのパークの噂を聞きつけ、北上してカナダのウィスラーにやって来たのだ。
ブラッコム・グレーシアに到着すると、比較的メローなイージー・ジブ・アイテムやパイプがあるラインを流し始めた。
上村好太朗は身体をおもいっきり絞ったジブ・スタイルを見せて、カズはパイプのRを楽しんでいた。
3本ほど流した後、カズはビッグ・キッカーのラインを滑り出した。この頃になると、COC内でもカズがいることが知れ渡って来た。「あのカズが来ている!」というわけである。
國母カズの服装が五輪で話題になったことは、日本では有名な話だが、世界のスノーボード・シーンでも多く知られている。
また、カズがUSオープンで優勝したことも、カズがスタイル抜群のライダーであることも、世界中の多くのスノーボーダーが知っていることだ。
それだけにカズがキッカーを飛び始めると、そこには一種独特な活性エネルギーが充満して来たのだ。このエネルギーに感化されたライダーたちが、攻めたエアーを見せる。
カズと同じBurtonチームのチャーリー・リードは、25メートルクラスの大きなキッカーでダブルバックサイド・ロデオに挑んでいった。
カズも一発はストレートで流したが、その後はどんどん回す回数を増やして1080まで一気に上げて行った。
連続シークエンス写真でカズを撮影していると、どこのコマで切っても絵になるし、他のライダーでは感じない独特な雰囲気を与える。使い古された言葉かもしれないが、まさにスタイリッシュだ。
カズを含めた一行は、COCパークがクローズするギリギリの最後までライディングをしていた。まさに「スノーボードがしたくなった。」の言葉通りに、夏のブラッコムCOCを満喫している様子だった。
「これぐらい長くないと抜いた気がしない。」とCOCの長いレールのご満悦のコウタロウ。 |
JP、ジョー、シモン。最後まで仲良くセッション。世代は違えど本当に仲の良い3人。 |
NomisのジョンにForumのラスティ、それに2009-10シーズン、ガールズで最も活躍した賞を取ったアニー。 |
VIVO社長&COCコーチのアンソニーと、COCフォトグラファーのDice-K。 |
ラスト・レポート
何度かご紹介して来たCOCレポートは今回で最後。明日からは最後のDセッションが始まり、そこではFORUMのパット・ムーアなど参戦するが、その様子はCOC公式動画などでお届けする予定です。
また、COCフォトグラファーを20年も続けているDice-K Maruのブログ、急遽COCスタッフになった日本人ライダーのジミーのブログなどもぜひチェックしてみてください。
その他、COCに関連したシークエンス写真特集なども予定しています。どうぞ、お楽しみに!
これまでレポートを読んでいただいき、ありがとうございました。
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