ボードテスト、雑誌撮影など多忙な成田童夢は、来月チリ・ワールド杯に向けてニュージーランドのカドローナ・スキー場で練習中だ。この夏はこの地でロデオ・フリップ1260を完成させると宣言した!
ワールドカップ世界ランキング4位、日本のパイプ界頂点に立つ成田童夢は2年後のイタリア五輪での活躍が期待される。テクニシャン系でもある童夢は、現在技のレパートリーでは世界トップ・クラスであるが、課題は技の大きさ、そしてオリンピックでメダル獲得するための最高級のトリックだ。そして今夏その最高トリックを習得するためロデオ1260の練習を開始した。
童夢にとってロデオ7や900は普通に決められるトリック、そしてロデオ1080もそこそこ決まられるトリックだ。しかし、ロデオ1260を決めるためには、ロデオ900までの回転をしっかりさせないといけないので、この夏はロデオ900までの回転をしっかり作りあげる練習をする。というのもロデオ1080はランディングがスイッチになりランディングが見やすく(ロデオ720なども同様)、しかしロデオ900や1260になると着地がノーマルで見難いからだ。つまり、同じノーマル着地のロデオ900を習得することで、1260の道も広がって来る、というわけである。
新技を習得する童夢の次大会チリが楽しみである。
(ニュージーランドの青空で、元気に練習している童夢。トレードマークとなった黄色のウエアで目立っていた)
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