05-06 スノーボードビデオ覆面座談会 国内編+αガールズ編

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ちょっと遅くなったけど、ビデオ座談会の国内編だ。
さらにおまけとして(?)ガールズ編も含めてぶった切ってもらった。
今回、覆面コメンテーターのダース・ベイダーくんが、財布を落としてかなりブルーということでご機嫌斜め模様。そのベイダーくんのネガティブ・パワーが影響しただろうか(?)、かなり辛口コメントとなっている。

注意!
この原稿には一部、毒薬が含まれています。
本ウエブ編集部でかなりの量のマイルド・スプレーを撒き、
多くの方に読みやすくなりましたが、まだかなり批判意見も多く、
そのようなコメントに嫌悪感を漂わせる方は、健康維持のため直ちに退場してください。

まずは座談会お馴染みの2人が登場!

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ダース・ベイダー(以下 D ):おれ、今日財布落としてカードも金も失って超ブルーなんだよね。

ルーク・スカイウォーカー(以下 L )それは痛すぎるね。一日も早い発見を祈るよ。 じゃあ、今回は国内のビデオとその他注目ビデオを語っていこうか。

D :今日は、だいぶダークサイドだから暗黒的辛口でいくよ。

247
RED EYES

L: じゃあ、まずは毎年恒例レッドアイの247。

D: 曲はいいよね。金かかってる。

L :なんてったって、 DEF TECH 大先生使ってますからね。 だけど、内容は、ぶっちゃけ前の方が勢いがあってよかったな。

D :メンツは代わり映えなく、トリックもいっしょ、 國母カズにいたっては、数日で撮影したようなとりあえずのキッカー映像とパイプ映像。

L :彼の本気は今となってはスタンダードフィルムなのかな。 ところで、吉野さんは頑張ってるよね。

D :ライオさんと同じくらいの歳だっけ? 凄いよね。

L :前はパイプのメソッドとマックしかなかったのに、キッカーとか頑張っている。

D : 吉野さんはあの年齢で、日本で一番メジャーなレッドアイのオープニングで長めのパートをとったということが凄い。一時期ビデオシーンからちょっと離れていたのに、ここにきてまだパートが取れるっていう実力と情熱がカッコいい。若い奴らは何してんのかね。

L :村上フミの高さはありえないけどね。

D :ぶっ飛んでるけど、他は?

この時、突然に暗黒のシスが登場した。

暗黒のシス(以下 S ):彼はレールも頑張っているよ。

L:村上兄のパイプでの7は、伝家の宝刀とも言えるけど、見飽きたかな。

D :残念ながら成長している姿を見せていないよね。

S :まぁ、カット数が少ないからそれだけで判断できないところもあるけどね。

D :でも、笠原啓次郎くんオールマイティにこなすいいライダーだけど、あのラップはないよね。

L :まぁ、マックダウでスコッティ・アーノルドもやっちゃってる時代ですから。 S ・ C ・ O ・ T ・ T !ってね。

D :まぁ、スコッティはライディングでカバーできるけど。オレは彼の滑りに魅力は感じない。できればいい、とりあえずこなせばいい、みたいな印象を受けてしまう。

S :ニッポン・オープンの映像とか見れるのはいいよね。

D :アンディ・フィンチ、アンティ・アウティ、マーク・アンドレ・ターレ、ここが一番の見どころっていうくらいね。

L :アンティの1080は、ショーンの720と同じくらいゆっくり、回ってるからね。

D :マークのオーリーはありえない高さと安定感だよね。

S :全体的には音楽は良いんだけどなぁ。やっぱ去年の方がいいよね。

L : JT さんは、まだまだがんばってるよね。出ることに価値があるっていうか。確かライオさんより歳が上だよね

S :愛があるよね。

D :曲とかいいしなぁ。

L :全国の30代ボーダーに夢を与えてくれるよ。国母カズの倍の年齢だぜ。

D :若くてスノーボードやってるは当たり前だけど、 30 過ぎてもまだビデオで活躍できてるっていうことが尊敬に値するよ。

L :基本的に真駒の7人は、 7 侍(注:中井孝治など筆頭のチーム、7人の侍で出しているビデオ)で見れるから良いよね。でも、スキルはハンパない。

D :中井くん、 def tech はいいんだけど、バックフリップ2 回はどうなんだろう?って感じだけど。

L :パイプは相変わらず凄い。オリンピックでも頑張ってほしいね。

D :なんだか、全体的に評価が落ちてしまったけど、来年に期待。

Chaos 7
CHAOS Films

D :じゃあ、カオス7

L :前より全然おもしろくなってる。結構新しい若手をどんどんフーチャーしてる。

S :今年のカオスはマンモスに頼りすぎてるからねぇ。

D : 浜直哉さんとか、嫌いじゃないんだけど、ダラーっと脱力してちょっと誤魔化しているところがあるよね。

L :まぁ、今の日本の人たちの憧れのパークライダーじゃないの?

D :だけど、シモン(チェンバリン)がきちんと踏んでてリラックスしてスムーズなのと、ただダラーっと脱力して乗れてないのも誤魔化している人を同じに思ってる人が多いけど、勘違いしないでほしいね。

L :敬語も使えないガキも出てるよね。

S :うまいけど、オリジナリティがないんだよなぁ。海外のキッズはうまい上に、あの年で自分の滑りを持ってる。そこが、海外との差だなぁ。

L :スロープのパートとかいいよね。 ミッケル・バングとかしばらく見ないうちに超うまくなったよね。

D :顔がヘイデン・クリスチャンセンに似てる。うまさがハンパない。

L: パークがいろいろ出てて、見やすくて、今年の日本のビデオの中では結構好きかな。友人も数名出てるしね。

D:このへんでやめとこうか。

プラマイ8
FC

S : FC は黙殺でいいんじゃない?

L :また、ちょっと前のバカな感じが戻ってきて良かったかな。 だけど、ビデオ業界を牽引した勢いは、残念ながら感じられなくなったなあ・・・。

D : FC については語らない方が、スノーボードを一生懸命やってる人のためにいいでしょう。

Car Danchi
One Films

D :CAR 団地について。 全員汚らしい格好だよね。

L :この人らは悟りを開いてるからいいんだよ。

D :とにかくスノーボードがうまいよね。山の滑り方とか。スノーボード自体のうまさとか。

L :なんてったって家が車ですから。このヒッピーぶりは凄い。

S :やっぱ 100 %リスクのあるフィールドでやってるからね。ウエ(植村能成)とかハンパなくうまい。

L :これ、結構音楽いいんだよね。

D :山口睦夫くんとかパウダーの方がうまさが伝わる。

L :ニール・ハートマンってこんな仕事もしてたんだ。ただの日本語のうまい外人かと思ってた。

S :こういうビデオが売れていけば、日本のスノーボードも良い方向に進んで行くんじゃないかな。

D :雪質はやっぱ日本いいよね。

雪道
IST Pictures

L :雪道について。 なんつったって、タイトル「ゆきみち!」って間違えて言っちゃてるからね。

D :太田(宜孝)さんでしょ?その時はそういう名前だったんじゃない?

L :おれは、コニタン(小西隆文)のパートとインド行ったことくらいしか印象にないな。

S :太田ヨッシーの本気の飛びが何年ぶりに見れたんだろう。そこに感動だな。

D :コニタンのパートはいいよね。愛がある。

S :やられても絵になる。日本人でやられても絵になる男はそうはいない。

D :音も完全燃焼だしね。滑りもそれが現れてる。

L :ほんと一生懸命さが伝わる。

D :友達がスイスで同じ部屋に住んでたらしいけど、ハンパなくうまかったて言ってたなぁ。

S :結構いい絵があったしね。

L :こんなとこかな。

HOLY SHIT
YOUNG GUNS FILM

S :(飛びなどの)サイズは小さいけど結構カッコいいんだよね。

D :そこからだと思うんだよね。小さいところでも、きちんとこなしていけばワールドクラスにいつかは追いつけると思う。

L :見どころは、トリを飾った大信 雄一のダブルバックフリップ。

S :頑張っているところでは日本のガールズとして活躍を続ける天池いずみとか。

D :でも、ストリートレールをステアーの外からリップ作って擦るならパークでもいいよね。

S :そこにリスクはないからね。外に逃げれば芝生だからステアー掘り出してる意味がない。

D :パンチくん(長谷川 泰士)とかどうですか?

S :パンチくんは凄い頑張ってると思うよ。

D :大信くんはやたらバックフリップやってるけど。

L :うまいよね。ライダーからの評価も凄く高いし。

S :うまいんだけど、腰から折れる滑りが好きじゃないんだよね。

D :あんまり真上から踏まないって言うか、腰に悪そうな滑り。

L :屋根からドロップしてのダブルバックフリップとかやってるしね。

D :身体能力はかなり高い。最後のダブルキンクのレッジでのバックサイド50-50はヤバい。あのレッジを前にしてパーフェクトなバックサイド・イン。

L :まさに HOLY SHIT だよ。

LIVING LARGE
MAYB’EM

L :メイビーエム語ろっか。

S :メイビーエムに、忠くんの最高の映像をもってこれないところが弱いよね。

D :九州では人気のメイビーエム。 新原友蔵くんが九州出身だからね。

S :今年から、パークやスキー場の映像は使わないっていう方向性でやったんだけど、どうかなって。

L :最近、猫も杓子もストリート、バックカントリーって感じで、とりあえずそのフィールドでやってればいいっていうのがあって見飽きた。

D :そういうこだわりもわかるけど、パークでも、スキー場でも、まだ可能性はたくさんあると思うけど。

S :メイビーエムの最初の志から少し遠ざかってる気がするし。

L :忠さんいつもベースボールキャップだよね。

S :そういう子供っぽさをアピールしてんだよ。

D :それにしても乗れ過ぎだよね。

L :乗れ過ぎだよ。草にフロントサイド360でランディングしたり。

D :桁違いのボードコントロールだ。

S :海外のビデオの忠くんとは違った、身近な忠くんの滑りが見れていい。ともかく、うま過ぎだ。

As If
Mischief Production

D :じゃあ、続いてガールズビデオをピックアップしてみますか。

S :nemo design (CG 、映像系の会社)の手がけた作品の一つだよね。

L :ポップで凄く見やすい。音楽もいいし。彼女にROXY を着せたくなる。

S :ナターシャのこんなたくさんのフッテージ(映像)を見たの初めてだよ。

D :ほんと音楽がいい。

L :みんな可愛くてうまい。

D :着こなしとか超女の子らしくて、細身で、ジャケット小さくてかわいいのに、滑りはイカツイ。

S :映像を出し切ってないからね。ボーナスにも使えるんじゃないかっていう映像が結構ある。

D :映像に対して取り組む姿勢が本気だよね。

S :マイキーばりのHOLDEN スタイルの女の子もいるし。

L :ジーンズはかかせない、みたいな。

D :トーラ・ブライト、ハンナ・ティーター、ナターシャ・ズーリックのレベルは下手な男じゃ相手にならない。

S :これだけのクオリティで雑誌に全く取り上げられないのは可哀想だ。

D :まぁ、フラッシュダンスもあるしね。

L :着こなしがやっぱり日本人ガールズとは違う。最近増えたけど、男のマネしてブカブカばっか着るのはどうかなぁ。

D :中途半端な動きを隠すのには太い方が楽だしね。男ならスタンス広くてヒザの部分で張るから、足の動きが分かるけど。女の子が太いのを着るとただ潰れて見える。

S :影から写すパイプの映像とか好きだなぁ。ハンナのガニったグラブは絶対おにいちゃんに教えてもらってるね。(笑)

L :タラ(ダギラス)のバックサイド720テールとか、トーラ・ブライトの完璧なマックツイストなどもいい。

D :かなりレベル高過ぎの映像が満載。

L :ところで、ナターシャちっちゃいよね?

S :160cmくらい?

D :日本人体型だ。それで、 キャブ360、スイッチ・バックサイド360、バックサイド540、フロントサイド720、凄いなぁ。

L :あと、適度な短さがいいね。

S :ちょっと物足りない長さがちょうどいい。ボーナスで補足、みたいな感じで。

D :ボーナスの映像も結構ハンパないし。

L :全体的に凄くいいビデオだね。 いいビデオはエンドロールまで余韻に浸って見れる。

S :2年越しで作ってるからクオリティの高さは桁違いだね。毎年出してほしいけど。

RUBY MAGIC
Li’l

L :そういえば日本のガールズライダーのルックスはだいぶ上がったよね。

D :Lil のこと? アイドルビデオだよね。

S : セーフティなアイテムでのトリックとは言えない雑なランディングで、内容がないようなビデオだったけどね。

D:にゃんにゃんの13連発があのビデオのベストトリックだったな。

L:じゃあ、おれニセコに滑りに行ってくるにゃん。

D:オレも行くにゃん。

S:オレだけ留守番? 寂しいにゃん。にゃお~ん(涙)。

にゃんにゃんに見事に洗脳された3人の座談会は、また来年に続く模様・・・。

海外編ビデオ座談会を見たい方は、以下からどうぞ
http://www.dmksnowboard.com/special/special-057.htm

 

 

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