
アメリカ・コロラドのブリッケンリッジで行われたDEW TOURのメインイベント!スロープスタイルは、久しぶりの王座返り咲き!ストーレ・サンドベックが優勝した。
オリンピック金メダリスト、レッド・ジェラード(スロープスタイル)、セバスチャン・トゥータント(ビッグエアー)が出揃った注目の大会。加えて、日本からは平昌には行けなかったエース、角野友基、さらにワールドカップで爆発中の大塚健が初参戦という豪華な顔ぶれ。
今大会フォーマットは、ジャンプセクションとジブセクションを分けて、合計点で争うという方式。
まずは、最初のジャンプセクションでトップに立ったのは、大塚健!!
フロントサイド・ダブルコーク1440から、バックサイド1620、最後にはキャブ・トリプルコーク1440という高回転のオンパレードで、98ポイントという高得点を獲得。
元祖日本のスロープエース、角野も負けていなかった。
キャブ1440から、スイッチバックサイド1260、最後はバックサイド・トリプルコーク1440を鮮やかにメイク。このランで93ポイントを獲得し2位。
この時点で、日本人二人の表彰台が見えた。
しかし、DEW TOURスロープスタイル新ルールの落とし穴。
次は、ジブセクションのみでの採点。
ここでストーレらに逆転されて表彰台を逃し、大塚は惜しくも4位、角野は5位に終わった。
以前から日本人ライダーのジャンプのレベルに対して、ジブのレベルが低いことが言われて来たが、ここへ来てそのことが露呈になったような形とも言える。
きっとオリンピックのようにジャンプが目立つと今回のような成績とならなかったが、DEW TOURならではのジブもジャンプとまったく同じように採点するというところで、日本人二人は悔しい結果となった。
しかし、今後オリンピックでもよりジブ・セッションでの採点比重が高まることが予想されるので、今回の悔しい結果をバネにより一層ジブでも高いレベルを取得し、神風旋風を巻き起こしてほしいものだ。
何よりこうしたビッグイベントから離れていた角野友基の元気に暴れている姿を見れたことは、とても嬉しいことである。
Men’s Snowboard Slopestyle Finals Results
1 Stale Sandbech, 181.33
2 Chris Corning, 180.00
3 Mons Roisland, 179.33
4 Takeru Otsuka, 178.00
5 Yuki Kadono, 171.33
6 Darcy Sharpe, 168.00
7 Mikey Ciccarelli, 164.33
8 Sven Thorgren, 163.67
9 Tyler Nicholson, 158.67
10 Sebastien Toutant, 154.00
11 Red Gerard, 146.67
12 Kyle Mack, 30.67