人生は一度きり!ウィスラーで良い思いでを
CORE CAMPSヘッド・コーチ
ターナー・モンゴメリーからのMessage
昨年度から始まったウィスラーの新レッスン・プログラムのCORE CAMPS。この新しいプログラムは、まだ日本ではそれほど認知されていないが、長年コーチング経験を持つターナー・モンゴメリー氏が始めたもので、その内容はコア(芯)にスノーボードを学べる可能性を秘めている。スノーボードを真剣に学びたい!というスノーボーダーたちへ、ターナーのMessageを伝えよう!
ターナーがスノーボードを始めたきっかけは?
パンク・スキーヤーだった頃。 |
1990年、まだ僕がパンク・スキーヤーだった時、スノーボーダーを見てとても興味が沸いたんだ。それで早速、バンクーバーのローカル・マウンテンでレンタルして始めた。やってみてすぐにスノーボードの楽しさに虜になってしまったよ。それで、高校卒業したらすぐにウィスラーに篭ってもっとやってみたいと思っていたんだ。
それから3年後、1993年からウィスラーに過ごすようになった。1シーズンくらい過ごして大学に行こうとも考えたけど、実際にはもう13年も住んでいる。スノーボードは、僕にいろいろなことを学ばせてくれたから、大学に行かなかったことを後悔していないよ。そして何よりスノーボードもウィスラーも大好きで、今の仕事ができて本当に感謝している。
プロになったのはいつくらいから?
96年にアメリカのブランドKingpin、そしてカナダのブランドのConceptがスポンサーが付くようになった。そして99年にQuiksilver、それから3シーズン前くらいからPriorスノーボード(カナダのブランド)に乗っている。カナダでは日本みたいに競技プロとかなくて、実力が付いてスポンサードされてお金をもらえるようになってプロになる、って感じだね。
良い写真を残すことでプロのきっかけを作った。 |
こうしてスポンサーが付くきっかけを作るのは、どのようにするの?
Quiksilverの場合、ポール・モリソン(カナダの大御所スキー・カメラマン)の写真がきっかけになった。彼と一日ずっと撮影した写真をQuiksilverで見てくれて、「よこそ我がチームへ」って言ってくれたんだ。あの一言はとても嬉しかった。それからずっと良い関係を保ち続けている。まるでファミリーの一員になったように。Quiksilverはギアも最高だけど、何よりそこで働く人たちが素晴らしいんだ。
Priorの場合には、ちょっと工場(ウィスラーにある)に用事があって寄った時、たまたま話しをしていたら、スポンサードされることになったんだ。
ターナーはとても長いキャリアを持っているけど、どんなライダーに憧れていた?
クレイグ・ケリー、ジェフ・ブラッシー、ショーン・パーマー、ジェイミー・リン、トッド・リチャード。彼らのスムーズなスタイルに憧れていたんだ。そして、自分もそうなりと思いながら滑っていた。トッド・リチャードは、未だに凄い滑りを披露しているし、とても尊敬している。
あとハードブーツでトゥイークでぶっ飛んでいたダミアン・サンダースとかも凄かったね。
プロになって、いろいろなところにも旅したでしょ?
スコットランド、フランス、あとニュージーランド。日本にはワーキングホリデー・ビザで一年間過ごしたこともたったんだよ。とても良い経験だったなあ。あと日本には、クイックシルバー・ツアーでも何度か訪れているよ。長野、ニセコなどに行き、とても良い思い出となった。
世界中の旅を続けたターナーが最後に行き着いたのがコア・キャンプだった。
それぞれの国で素晴らしいポイントがあったと思うけど、ウィスラーが他のリゾートよりもおもしろいと思うところは?
ともかくたくさんのトレイン(木を伐採したいわゆるスキー場のコースのこと)があるところ。あとトゥリー・ランができること。フランスも大きくて素晴らしいけど、これほどのトゥリー・ランを楽しめない。日本もニセコとかトゥリー・ランが楽しめるところがあるけど、ウィスラーとはちょっと違ったタイプだし、規模も違う。ウィスラーは悪天候でも、トゥリーの中は、穏やな風でパウダー・ライディングを楽しむことができる。トレインとトゥリーランに関しては、ウィスラーは無敵だよ。
そして何よりウィスラーとブラッコムは信じられないくらい大きい! クリフ、シュート(斜度40度以上あるような急斜面)、最高なトゥリーラン、ヒット(コースのあちこちに自然にできた地形でのジャンプ)ランなど。春までずっと楽しませてくれる。世界中のそれぞれの良いところがウィスラーという場所に集まっているようだ。
このウィスラーの良さをコア・キャンプに来てくれた人に伝えたいんだ。上達させることも目的、だけどウィスラーの良さを伝えることも目的なんだ。それもまさにコア(真髄)を伝えたいんだ。僕たちが共有できる時間を大切にして、できる限り深く伝えたいと思っている。そして、ウィスラーで得られた経験をその生徒さんが将来長く胸の中に抱き、良いライフスタイルになれるように願っている。
ウィスラーの魅力を最も知っているターナーが、ウィスラーでコア・キャンプを始めたのは自然の流れだった。
でも、ターナーは元々、そういったコーチングをしていたよね。独立してまでやりたかった、というのはどんな理由から?
たくさん良いアイデアがあったんだ。そしてそれを実行したかったから。例えば、以前のところでは半日滑って、その後クラスでの実習だったんだ。僕は一日山でいっしょに滑っていたかった。
あとフォータブルにしかったんだ。その意味は、余計なところにお金を使わずに、来てくれた方に適切なサービスを適切な価格を提供できるようにしかった、ということ。それは、プログラム自体がチープ(安い)なのではない。サマーキャンプなどで実績を持つレベルの高いコーチがいるし、常にベスト・スポットを探すナビーゲーター(コーチ)がいる。ローカルのアコモデーション(宿)を提供し、ホームステイか共同で借りるアパートなど選べるようになっている。ジムに行くパスの提供、ローカルのバス定期券など、必要なものをプログラムに組み込んでいるけど、無駄のところには経費をかけずに良い値段を提供できるように努力しているんだ。
ターナーがコーチを選ぶ時に考えていることは?
コーチとして経験をしっかりと持っていること。例えば、いくら凄いライダーでも、コーチとして経験がなくて、教えることがうまくなければ意味がない。だから、コーチの技術が長けていることとを基準に、さらに偉大なる才能を持つライダーであることが望ましい。
そして、素晴らしい人柄であること。ジョークなど話リラックスさせてあげて、生徒を楽しますことが上手でないといけない。
それに山をよく知っていること。ウィスラーに長くいて、天候に左右されず良い環境を提供できること。パウダーの日ならここ、そしてパウダーがなくなればあのトゥリーに行けば楽しめるとか、その日のコンディションをしっかりと理解し、生徒がおもいっきり楽しめる環境で上達させてあげることが大切だ。
ターナーはコーチ歴が長いけど、コーチとしてのモラルとかルールのようなものはある?
3つのテーマがある。
1つはFun(楽しむ)こと。滑っている時もそうだけど、リフトに乗っている時もジョークを飛ばして、楽しんでもらえるようにしている。みんなが良い時間を共有できるようにしている。このことはあまり考えなくても自然にできていること。
「安全」は大きなテーマだ。キッカーを作った時、クリフを滑る時、パークに入った時、そしてアイスバーンのコンディションなど、常に安全を考えている。ケガは最悪だ。みんながそのプログラムで最後まで楽しいレッスンができるようにとても気をつけている。そして、そのことはすべてのコーチが認識している。
そして上達させること。ターンの基本を教えたり、新しい技はできるようにサポートしたりする。その生徒さんにとって、常に何か新しいことを提供できるようにしているよ。
昨年スタートしたばかりのプログラムでまだ認知度は低いが、とてもアットホームな雰囲気が伝わるクオリティの高いキャンプだ。 |
コア・キャンプには、世界中から生徒さんが集まるけど、言葉の壁とかはない?
これはコア・キャンプの良い特徴だと思う。スイス、ドイツ、フランス、そして日本からも。いろいろな国が集まってとても楽しい気分さ。山に来たらスノーボードというのが言葉で、あまり話せないことなど問題にならない。生徒さん同士も様々な国の仲間を楽しんでいるよ。山で話す言葉はそれほど難しくないし。
そうとは言っても、英語が苦手な日本人には話せないことが心配だと思うんだ。まあ、ターナーは日本語もうまいけど他のコーチも含めて、言葉の壁で気をつけていることは?
確かに自分がコーチする時には、いくつかの日本語も織り交ぜながら、伝えることができる。コア・キャンプ全体の言葉の壁という点では、ハンド・ジェスチャーを多様して視覚から理解してもらえるように努めている。また、キーワード(鍵となる言葉)を使って理解してもらえるようにしている。キーワードというのは、だいたい誰でも理解できるものなんだ。
それと、みんなが理解したのか確認するんだ。
「じゃあ、Aさん、これからここで何をするの?どんなことを気をつけてやるの?」
とか。
そして彼らが伝える言葉から、彼らが理解しているかどうか確認するんだ。
結婚式でちょっとオチャメな格好をするターナー。 |
ところで2010年にオリンピックがウィスラーに来るけど、ターナーはどう考えているの?
ここのとことずっとバンクーバー、ウィスラー間で4車線にするための工事の影響でところどころストップさせられるのは困るけど(笑)。2010年までには素晴らしい道路ができるだろうし・・・。
うん、ぜひ来い!って気持ちだよ。オリンピック期間の2週間ウィスラーがどんな風に見えるのか、とても楽しみだ。とても忙しくなるだろうし、また世界中から人が集まるし、そんな風景がどんなものになるのかなあ、って。それまでにまた新しいコースができて、新しいリフトもできて。すでに認知度の高いウィスラーがさらに世界中にその素晴らしさを伝えるきっかけになるだろう。
コア・キャンプにもいろいろなレベルの生徒さんが来るだろう。スノーボードを趣味として楽しみたい人にも一生懸命コーチするし、またプロを目指す人にもそれ相当のコースで受け止める(注:コア・キャンプにはプロ育成コースもある)。そして、将来オリンピック行ける選手をサポートしていきたい。
ところで結婚おめでとう!結婚により何か変わったことは?
(※ターナーは今年の6月日本人の奥さんと結婚した)
変わったことは何もない。僕たちはずっと最高の関係だし。変わったことと言えば「僕のガールフレンドと紹介していたのが、僕の妻」と紹介するようになったくらいだよ。
最後にメッセージを!
人生が一度きりです。
新しい経験をして、新しい人々との出会いをし、そして楽しむためにあります。
だけど人々は、時々このことを忘れて他のものに集中してしまいがちです。
スノーボード、そしてスノーボードをすることは、純粋な楽しみ。山から受ける素晴らしい気分、仲間と共に新しいことをして、互いをプッシュし合う。 スノーボーダーはスノーボーダーだけが知っている「結び付き」を共有できます。
ウィスラーはスノーボードを経験する世界一良い場所。 山、トレイン、人々、町、、そしてライフスタイルなど本当におもしろいことが待ち受けています。
ある人にとっては、それが人生の中心になるようにスノーボードをすることをとても愛します。
私と他のプロはスノーボーディングに人生を捧げました。そして、ウィスラーにこれから来て楽しみ方へ手助けします。 それが私たちがコア・キャンプを作った理由です。 いっしょにスノーボードをする仲間と共に、好意的なプロの助けの手助けで向上して、ウィスラーのスノーボード・ライフスタイルを経験してください。とても多くの楽しみを持つために! そのことが私たちはとても好きで、提供できるものです。
このメッセージはとても重要なので後日ターナーにメールしてもらった。以下、英語だけどこのキャンプに興味を持った人はぜひ読んでみてください。英語が苦手な人でも何度も繰り返し読むことでターナーの気持ちが伝わって来ると思います。ぜひ最低3度は読んでみてください。ターナーの人柄、そしてなぜdmkがコア・キャンプを応援しているか、わかっていただけると思います。
The message is simple. “You only live once”. Snowboarding and everything about snowboarding is pure fun. It’s such a great feeling to be on the mountains, snowboarding with friends and pushing each other to do new tricks and new things. Snowboarders share a bond that only snowboarders know. Whistler is the best place in the world to experience snowboarding. It has everything. The mountains, the terrain, the people, the town and the lifestyle is really fun. I and some other Pros have dedicated our lives to snowboarding and helping other snowboarders have fun in Whistler. That’ s why we created Core Camps. To snowboard together, to improve with the help of friendly Pros, to experience the snowboard lifestyle in Whistler, and to have so much fun ! This is what we offer and we love it. It’s a simple message, “You only live once”. |
スノーボードへの情熱はコア・キャンプによってますます高まるターナー。キャンパーと共にこれからもチャレンジを続ける。
ターナー・モンゴメリー Turner Montgomery |
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My sponsors are: Stance |
ウィスラーで本格的にスノーボードを学ぶ
CORE SNOWBOARD CAMPS in Whistler
詳細に関しては、以下のページをご覧ください。
↓↓↓
http://www.dmksnowboard.com/club/corecamp.htm