東スポ、デイリースポーツなどの報道によると、全日本スキー連盟は昨日の理事会で、アメリカ・コロラド州で大麻使用したスノーボードの選手の処分解除を決定。しかし、シーズン中の強化指定選手復帰の特例は設けない方針で、事実上、本人が希望していたの平昌五輪は絶望となったとのことだ。
広告
強化選手に入っていなければ、ワールドカップに出場は認められず8位以内に入るなど連盟のオリンピック派遣基準を満たすことができない。ワールドカップに表彰台に立つ実力があっても、ワールドカップの出場が認められないので、どうあがいてもオリンピックへ行くことができないようだ。
しかし、その選手は10月から更正プログラムを再開し、ボランティア活動や日誌、レポートの提出にも真摯に取り組んで
来たということで、X Gamesなどのプロの大会、またワールドカップよりも下のレベルのFIS大会には出場できると伝えている。
皆川賢太郎競技本部長は「ルールに則る。現段階で競技本部としてはシーズン途中に強化指定に入れる特例は作らない」と、明言。
記事内容としては、これでその選手が平昌オリンピックの道が途絶えたという内容になっているが、「現段階で」と伝えているところも気になるところだ。オリンピック前の出場できる大会で、あきあらかに高い実力を出し切った場合、どうなるのか。その選手のオリンピック出場待望論のような世論が発生すれば、ミラクル出場もあるのかもしれない。
広告