カナダのスノーボード五輪選手をサポートするCANADA SNOWBOARD(ナショナルチーム)は、先週の土曜日にバックカントリー撮影で重症となったマーク・マクモリスが、2回の手術を受けて成功。またマクモリス自身、平昌オリンピックへの出場に意欲的で、そのモチベーションが回復力の原動になっていることを明かした。
https://www.canadasnowboard.ca/en/blog/?id=1184
週末のバックカントリー撮影時の大転倒により、顎骨折、左腕骨折、脾臓破裂、骨盤骨折、肋骨骨折、さらに左肺がつぶれてしまった重症を負ったマーク・マクモリス。
怪我を負ったその日に、脾臓からの出血を抑制するために手術を受け、それが成功。
また翌日の日曜日の夕方には、顎と上腕骨の骨折を修復するために外科手術を受け、それも成功したとのことだ。
担当した医師フレンチ氏によると、
「下顎骨と上腕骨の両方の骨折は複雑な怪我であったが、手術は順調に進み、両骨折は安定して良好な状態で治癒した。」
とのこと。
ご存知のように、今季のマーク・マクモリスは、ワールドカップで世界で一番の成績を収めており、X-Gamesでも3つの金メダルを獲得している。好調であっただけに、この大怪我は世界中のスノーボード・ファンから心配する声が広がってる。
カナダのチーム・ドクターを預かる医師、パトリック・ジェームス氏によれば、マークを復帰させるために、信じられないほどの医療チーム体制が組まれてサポートしているとのことだ。
一方、現段階でいつマークが復活を推測するのは、時期早々とのことだ。
現在治療中のマークは、コメントができないとのこと。そのため、火曜日に予定していたマークの病室からの電話記者会見はキャンセルされたとのことだ。
まずは2つの手術が成功して安心したが、まだまだ五輪復帰までの道は険しそうだ。