いつもDMKの右サイド広告でお馴染み!カナダ・ウィスラーにあるスポーツカレッジ、CSBA。
この時期、どんなスノーボーディングをしているのだろう?と思い、久しぶりに授業参観して来ました。
Story: Fusaki Iida
CSBAのスノーボードの授業では、大きく分けると2つのグループがある。
1つは、将来ライダーを目指すアスリートコース。もう1つは、インストラクターを目指すコースだ。
通常、アスリートのコースでは、現地のカナディアン・プロライダーにコーチングしてもらうことが多いようだが、本日はCSBAではコーチ及びコーチ・ディレクターとしても活躍するEigoさんが登場!
山に上がると、まずはウォーミングアップ前に各自のテーマを確認するEigo(エイゴ)コーチ。滑る前に明確にテーマにもってもらって一日一日を大切に過ごそうという計らいのようだ。
そして、生徒さんたちは、グルーミングされた良いバーン、しかも春の日差しで温かくなりエッジングしやすい快適な斜面で、各自グラトリ・スピンをふんだんに入れたウォーミングアップランを始めた。
例えば、本日、テーマにレールでのプレッツェル(注:逆回転してアウトするトリック)を選んだ生徒さんは、まず雪上でそれを繰り返し試していくのである。
この時期でもかなりのロングランを滑れるウィスラーだけに、何度も何度も練習できるのが良いね!
この後、グループが向かったのは、ウィスラーのピーク。
今度は打って変わって、いきなり斜度が40度もあろうかという斜面だ。しかも、このエリアは、圧雪などされていないから滑り難い、だから滑るのも体力が必要。
そんなところで、果敢に小さなクリフ・ジャンプしたり、斜度変化を使ってうまくジャンプを決める勇猛さを見せてくれた。
(岩のところから飛んだ後、勢い余って流れる生徒さん。スピードを抑えるのが大変だけど、こうして山は自然にランディングする体力も鍛えてくれているようだ。)
(どこをジャンプするか、チェックするグループ。難しい雪質のエリアだけど、みんな元気にライディングしていた。)
さすがアスリートコースの生徒さんたち!だいたいこういう斜面は日本人ライダーが苦手としてカナディアンが得意とするところだけど、だいぶ鍛えられているのか、元々レベルが高いのか、みんな楽しそうに元気に滑っていた。
カメラマンとしての自分は付いて行くのが大変だよ(笑)。
ところで、アスリートコースは、いつもこんなにうまい生徒さんばかり集まるのだろうか?例えば、アスリートを目指すためにカナダに来たけど、まだまだというレベルの方は少ないと思う。そのへんをEigoコーチに伺うと。
「今いる生徒さんは滑れる方が多いですが、いろいろなレベルの方がアスリートコースに来ますよ。そういう時はやるテーマに沿ってクラス分けするので、大丈夫です。」とのこと。
なるほど、安心だね。まだライダーとしては未熟ながら、大きな大志を持ってカナダに渡る方、充分にアスリートコースに入れますよ!ようは、意識の高さが必要ということなのかも。
さて、ピークエリアでちょっと過激な(?)ランをした後は、今度はパーク・セッション!
そこでは、各自テーマに掲げたことを、キッカーやレールで試していた。
(パークエリア内にあったギャップを使って、うまくメソッドを決める生徒さん。)
(ライダーにとって、上達できるアイテムがあるから、最高の環境だね。こうしたジャンプインするレールも意外に日本では少ないから。)
(なんだこのエグいスタイル!ライダーさんですか?いやいや生徒さんなんです。本当、うまいよね。)
それにしても、みんなパーク・ライディングにしても、うまい!きっとここから、さらにライダーとして味付けしていくのだろう。
もちろんスキルというベースアップが重要であるから、そのへんもシーズンに向かってやっていくに違いない。
ところで、このシーズンという観念もウィスラーにいるとおかしくなりそうだけど、一応まとめておくと。
ウィスラーは春は6月中旬まで滑走可能。
その後、ブラッコムの頂上にあるグレーシアで、パークをメインにしたレッスンができる。それが7月の終わりまで。
また、11月になると、通常のウィンターシーズンが始まるというわけだ。
そう、恐るべしウィスラーのロングシーズン。
この春から夏、よく身体が動く温かい季節に、フリースタイルをみっちりやって行こうという趣旨のようだ。
(ビデオクリニック用に撮影するEigoコーチ。)
(雪上で一人ひとりに合ったアドバイスを送るEigoコーチ。生徒さんのモチベーションを考慮してか、雪上では的確に短い言葉でアドバイスしている感じだった。)
本日の予定は、山のライディングを午後2時に切り上げ、さらに昨日行った体力測定の結果を見て、体力トレーニングを3時から始めるとのこと。
どこまで体力あるんだこの軍団!若さっていいね、と思いつつ記者は早めに上がって、ビールを一杯という流れにさせてもらった。
CSBAに来ている生徒さんって、どんな方?
ところで、カナダまで来ている生徒さんって、どんな方なのでしょうか?
最後にちょっとご紹介します!
横井悠利くん
日本の中学を卒業し、高校はウィスラーのハイスクールを選んだ。
スノーボードをしながら、カナダの高校卒業を目指す!
きっと卒業の頃には、英語もペラペラで帰国子女として、新たな進路も選べそうだね。
将来、プロ・ライダーとしてもどんなふうに活躍してくれるのか、楽しみだ。
金井 駿さん
関西でお馴染みのショップ、モリスポの池田店で働いているというタカシさん。
CSBAのスキルアップコース、春夏の短期プログラムに参加。
雪上だけでなく、オフ施設のアクティビティも含めて、素晴らしい環境に大満足。
ライダーを目指す一方でウィスラーで人気ブランドをチェックするなどして、お店に帰ってもその得た知識を活かして、お客さんのために働きたいという。
あまりにも楽しいので、シーズン中も戻って来たいというけど、休み取れるかな?!
お知らせ
CSBAでは夏のスノーボードキャンプへの参加生の募集をしています。
お問い合わせページは、以下をクリック。
CSBA夏のスノーボードキャンプお問い合わせ
http://www.canada-sports.net/index.html