カナダのウィスラーで生まれたハンドメイド・ボード『Hightide Mfg』が、DMKを通して日本上陸することが決定的になった。
このボードは、25年以上もスノーボード・キャリアを持つ、アカーシャ・ウェイスガーバーが始めた新ブランドで、ウィスラーから北へ30分ほど車を走らせたペンバートンという小さな町で、1つ1つ丁寧に作られている。
アカーシャが、スノーボードを始めたのは、1988年。最初の板は、Burtonエリート150だった。
スノーボードの魅力にハマったアカーシャはウィスラーで毎年のようにスノーボードを続けるようになった。
その3年後、サーフィンをする口実で、オーストラリアの大学で建築技術を学んだ。遊び半分の留学だったが、そこでは多くのことを学ぶことができた。スノーボードのシェーピングにコンピュータの設計知識を適用することも。
アカーシャは以前から自分が愛するウィスラー、ブラッコムというリゾート、そしてその周辺のバックカントリーに最高にフィットする板を作りたいと願っていた。Hightide Mfgのロゴは、ウィスラー、ブラッコムの敬愛する象徴でもある。
そこで、友人の助けも借りてなんと板を作る機械から自身で作り始めた。そしてそのハンドメイドマシーンは、遂に完成し新ブランド『Hightide Mfg』を誕生させたのだ。(以下にそのマシーンを作る様子の動画あり。)
この板は、往来のスノーボードのブランドと違って毎年モデル・チェンジがあるわけではなく、すでにデザインされたボードは数年かけて販売されていく。
滑走面に使用するP-TEXは、高品質で知られる4000。このP-TEXはワックス吸収性が良く、さらに、耐磨耗性が良いので滑走性が良いと言われている。
コア材として使用されるのは、カナダのメープルなど。その他、適度な反発力を生み出すためにカーボンを使用。アカーシャ曰く「強烈な反発でなく乗り心地が良くなるための演出」とのこと。
契約するプロ・ライダーは、ウィスラーではレジェンド的な存在、スノーボードを20年続けるルーブ・ゴールドバーグだ。
また、一部ウィスラーのコアなライダーたちがこのアカーシャ氏が作るボードに惚れ込み、オーダーしている。
しかし、一日に1本を作るのが限界。現在いくつかのオーダーが入っていて、今、オーダーしても3週間以上は掛かるとのこと。
日本では、まず2月中に3機種デモ・ボード(全6モデル中)が入荷する予定。一人一人に丁寧にオーダーを取って、ボードを届ける予定だ。
完全予約制のコアなブランド。(※一年間の保証付。)
このHightide Mfgの主な活動エリアは、オールマウンテンからバックカントリーだ。
価格:税別92000円(※全モデル同じ価格です。)
Hand Building a Machine from Hightide Mfg on Vimeo.
お問い合わせ先
(株)フィールドゲート
ディーエムケー・グローバル事業部
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