今夜、カナダのウィスラーのとあるコーヒー・ショップ、mt. currie coffeeで新ボード・ブランドのHightide Mfgがウィスラーでローンチ会合が行われた。
小さなコーヒー・ショップには、オーナー兼デザイナーで制作者でもあるアカーシャとローカルの仲間たちがお祝いに駆けつけた。
その中には、唯一のHightide Mfgライダー、ルーブ・ゴールドバーグの姿もあった!
長年、DMKの読者なら、ルーブ・ゴールドバーグの名はご存知だろう。
DMKは、かつての伝説キャンプ、バックカントリー・エリアで行われていたスーパーパイプ・キャンプを取材し、そこで初めてルーブに出会い、そのスタイルのカッコ良さに痺れて、いち早くルーブの存在を日本に知らせたのである。
今ではルーブは、DMKのカナダ・ツアーでもコーチングをし、DMKクラブ員にもお馴染みの存在だ。
ルーブは長年、Nitroのライダーだったが、このHightide Mfgローンチの機会に移籍したのである。
このボードは、一本一本、アカーシャによるハンドメイドで高品質。そのクオリティにルーブがほれ込んだのである。
アカーシャは、長年の夢だったボード作りのため、板を作るマシーンすらハンドメイドしてしまったのある。
どんなふうにやったかって?じゃあ、ぜひ以下の動画を見てみよう!
Hand Building a Machine from Hightide Mfg on Vimeo.
気になる板の作りだが、すべてキャンバー。しかし、そのキャンバーはわずかだ。なぜなら、あまりキャンバーを強くするとキャッチーになり過ぎ(注:エッジが引っかかり過ぎ)、パウダーなどのコンディションの時、乗り心地が悪くなるからである。そう、このHightide Mfgは、ある程度、スノーボードのターンの味を知ったライダーが、よりスノーボーディングを楽しむために作られたのだ。
だからと言って、シェイプにはディレクショナルだけでなくツインチップもある。よりフリースタイル的に遊びたい方のモデルもある。
もちろん、短めのフィッシュもあるが、幅を広くすることによって接雪面は他の長めの板とほぼ同じ面積を保っている。つまり、どの板も、パウダー時に浮き上がる力をもち、なおかつ通常のバーンでもカービングやヒッツのジャンプなど楽しめるようになっている。
今夜のローンチ会合には、ウィスラーの重鎮ライダーとも言うべき、シン・カンポスやJFペルシャなどもお祝いに駆けつけていた。
この二人のライダーと言えば、日本のレジェンド・ライダー、小松吾郎、布施忠がリスペクトするライダーであり、まさにHightide Mfgの匂いを漂わせるには申し分なしと言ったところ。
ルーブは、日本のスノーボード愛好家にも、ぜひこのボードの良さを知ってほしいということで、来年2月に来日することを約束してくれた。2月に開催されるDMK CLUB主催によるツアーでデモ・ボードを出したいと。
現在、Hightide Mfgのメイン機となっているUNIMOGは158cmなので、日本人など小柄なライダーにも対応する153cmのレンスも来年にはリリースしたいともアカーシャはコメントしてくれた。
またハンドメイドなので、数量はかなり限定されるので、来季リリースされてもごく一部のスノーボーダーだけに販売できることになりそうだ。