Report: k@u
1日目
さて今までパークだったり、ジブだったり、グラトリだったりさんざん逃げて来たのでこの辺でやらないとずっとやらないなーと参加をしたフリースタイルキャンプが幕を開けました。
私はブシくんチームに配属。
朝少し送れてきたシゲル兄をまちながら一通り自己紹介をしたところで、キャンプのはじまり~~!と気合いを入れてブシくんを見てみると、dmk常連キャンパー聖くん、ミックンと何かしゃべっている・・・。
何をしゃべっているのかと思ったら、栂池高原のコースについて。
キャンパーに聞いている(笑)。そんなdmkらしいスタートでキャンプは始まりました。
実はスタッフである、私、あやさんは2月に栂池高原へ下見をしに来ていたのですが、いまいちコースが理解できていなかったりして・・・。
下見をしたときに案内してくれたのも聖くん、みっくんだったのでごっつい安心して任せてしまいましたが(笑)
まずは足慣らしということで、ゴンドラをあがって一本フリーラン。
その後はいきなりパーク!ということはまったくなくて、まずは緩斜面で滑りながら回ってみましょーとコーチ。
コーチの滑りをみてみると、たしかにクルクル回っている・・・。
初心者時代にやったくんそれもやたらスムーズに回ってます・・・回ってます。
一応コーチの止まっているところまでに7回転しなければいけない、というルールでブシくんチームの猛者達も、回り出しました。
実際距離的には結構短く緩斜面でもあり、やってみると意外に馬鹿にできず、スムーズに回るためには目線を先にキープし続けなければいけず、目線がぶれたりすると目がまわってしまいなかなかうまく回れませんでした。
視線を一定に送り続けることがポイントとのこと。
これはキッカーなどでスピンをやり始めたときに重要な目線の送り方の練習。
確かに初心者時代の1回転だけまわるのと違って、7回連続で緩斜面で回り続けることは意外に難しい(スピンで7回転もできないですが・・・)。そして周りから見るとかなり笑える光景です(笑)。
一通り回った後で、グラトリをやってみよう!ということで、ノーズプレスからのB180を始めました。
練習してないなーとか思いながらもやってみたのですが、当然うまくいかない・・・。ブシくん曰くプレスはスタイル入ってるんだけど、あまりプレスしすぎると返すのが難しくなるというアドバイスをいただきました。
正直個人的にプレス自体の強さをあまり考えたこともなく、ただ全体重をかけてプレスしていたので、それがスタイルと見えたらしいです。
ぶっちゃけ軽くプレスして回すということをを考えてみたこともなく(笑)、その後何回か軽くやってみることに頭をスイッチして、やっていたらいい感じになってきました。
同時にトリックのスイッチも練習しました。
ブシくん曰く一つの技を練習するときはスイッチも練習すると身体のバランスがとれて習得も早いとのこと。
さんざんこういったものからにげてきたので、当然スイッチでグラトリなど練習してこなかった私には結構ビビリながらやってました。
そんなこんなでグラトリ結構体力を使ったところで昼食の時間。
昼食後はいよいよパークへ行ってキッカーへ入ることに。
途中のフリーランでオーリーの解説&練習をやった後はキッカーを下見。
入りやすそうなキッカーがあったので皆でパークを流すことになりました。
パークに入ってみると上の小さいキッカーが気持ちよく飛べそうだったので、
午後は栂池ペアリフトを流して、キッカーに入ることに。
各自キッカーにはいってやりたいトリックをやっていくベーシックなオーリーをやりたい人、グラブをやりたい人、トゥウィークしたい人、回りたい人と十人十色でブシ君が丁寧なアドバイスと兄貴のような励ましをくれました。
今日の肴である、ビデクリ用のキッカーのビデオもこのときに取りました。
カメラが回ったとたん皆やたら気合いがはいった滑りを見せてくれたのですが、ケガもなく無事撮り終えることができました。
ビデオの後は夕方までひたすら流してへろへろになったところで帰り道は、栂池名物の難コース馬の背ゲレンデをへろへろになった体で帰ります。
暖かい日だったので、コブもたのしいだろうーとおもったのですが、日も陰ってきていたのでかなりカチカチなコブで、疲れた体にはかなりキツいです。
さらにへろへろになりながらも宿の前にちがづいてきたところで、もう一本ビデクリ用のグラトリビデオを撮らなくてはいけなかったので、へろへろの体ででビデオ撮影開始。
御代は午前中にやったグラトリ→3回転→グラトリみたいなルーティーン。
これがかなりつらくて、しかも超緩斜面。
回転のところで止まる人続出。
ビデオ撮っているむらっちょさん曰く。
とまりそうなオルゴールみたいだったとのこと。
確かに先におりて後から来る人をのぞくとすげー笑えました。
ビデオ撮ってるのにべしゃりまくりの笑いまくりでした。
ビデクリ
夕食後はいよいよビデクリです。
まずはヤグカオチームのビデオから。
オーリーと、グラトリの練習です。
オーリーはヤグカオさんがキッカーの横にたっての熱血指導。
踏切が早い人が多かったためか、まだまだまだーーーー が非常に印象的。
ビデオに映っているヤグカオさんを見るとコーチングの基本姿勢なるものが発覚。中腰で目線はキッカーです(笑)。
うまくいったキャンパーは華麗な拍手で祝福されていました。
ヤグカオコーチはコテコテのスノーボード用語をあまりつかわず、イメージしやすい効果音だったり、独特の言い回しが本当に楽しい。
キッカーでリップを抜けた後の目線についてどこを見ているのですか?
という問いに対して、飛んだら勝手に見えてくる(笑)。
入っていくときはリップを見ているが、抜けた後はキッカーの下に100万円が落ちていようが見えないし前をみていたら見えてきます。
と非常におもしろいヤグカオコーチのトークが炸裂しまくりです。
今回はむらっちょさんがビデオを回しているということで、むらっちょさんのビデオといえばベシャリ。
合間にキャンパーのダンスが入っていたりと非常に楽しいビデオに仕上がってました。
ブシくんチームのビデオはキッカーと、例の壊れたオルゴールビデオです。
まずはキッカー。
ブシ君は高度なアドバイスをわかりやすく、丁寧に解説してくれる兄貴といった感じで、とにかく優しい感じの口調特徴的。
スピンがうまくいかない人には目線、体の軸などをアドバイス。
トゥウィークを練習している人にはトゥウィークのポイントをちなみに私は普段全然キッカーに入らないのにトゥウィークはやりたい!
と思っていたので、でかなり真剣に聞いていました。
さらにスピン系のアドバイスでは、いままでほとんど意識していなかった
回転するときの目線、体の軸の向き、傾きなどをおもしろ、詳しくいってくれました。
トゥイークの練習方法はまずしっかりオーリーを練習。
そしてその次はメランコリーグラブ(前の手で後ろ足の間)をつかむ練習し、そして次に右手をしっかり出して、前足を引きつけ、後ろ足を蹴るといった段階を踏んで練習するのがよいそうです。
さらに飛ぶ前に形のイメージを床や、地面で練習するべし。
こんな感じでした。皆一斉にビデクリをやってる部屋でトゥイークの形をイメトレしはじめる光景は結構笑えました。
そしていよいよオルゴールのビデオです。
もう皆疲れていてグラトリどころではないビデオですが、疲れているときこそ癖が出る・・・といえないほどへろへろな感じでしたが、今日教えてくれたグラトリのポイントと併せて、ビデオを見ながら解説してくれました。
グラトリに関しては加減をしっかりとして、がっつり乗って、スタイルを出すには技術も筋力もいるなーと思いました。
2人とも本当にわかりやすく、的確なアドバイスで、上達への近道だと思いました。
キャンプに参加する醍醐味の一つはみんなで上達を実感できることだなぁ、と久しぶりのキャンプで感じました。
さてビデクリの後は恒例のじゃんけん大会です。
コーチ2名と、dmkお馴染みnomisからの協賛品がありました。
ビデクリに使用した部屋の使用時間が過ぎてしまったこともあり、その後はなぜかロビーに行って飲んでました。
2日目
パークが開くまでの間、オーリーの練習をしつつ、フリーラン。
2日目も天気がよくて暖かいので、雪が柔らかく、キッカーとかを練習するには最高の一日です。
なかなかパークが開かなかったのですが11時過ぎにようやくオープン。
皆昨日のアドバイスを頭にいれつつ、パークを流すことに。
ブシくんがビデクリの時に言った「明日はトゥイーク野郎になっちゃってください。」
という一言でトゥイークを飛ぶ人が続出(笑)。
それにつられてできないながら、私も練習してみました。
当然まったくもってできてない状況ですが、板をひねるのもだいぶなれてきて、ちょっとつかめそうだったり、するとみんなが暖かい声をかけてくれるのがdmkらしくて本当にいいなー、と思いました。
パークを数本ながしていたらすぐにお昼の時間になってしまいました。
昼食を宿でとり、午後からは昨日行っていないもう一つのパーク(栂池Jibパーク)
へ行くことにしました。
ゲレンデ上の方にあるHitsパークはすでにBoxなどはクローズしていたのですが、JIBパークはレール、Box、キッカー、スパインといろいろあってとっても楽しいです。
私は相変わらず上の方のキッカーでトゥウィークの練習、下の方のスパインでは、ストレートに抜ける練習をしました。
その間も毎回ブシくんはしっかりアドバイスをしてくれて、何となく形になってきました。
パークを流しているだけだと、下の方のなだらかな所にあるBoxができないので、後半は小さいキッカー、Boxをやりたい方をハイクしてやることになりました。
キッカーはちっちゃくて、柔らかくて、安全だったので、B180とかF180を練習。
今まで何となくB180が周りづらかったのですが、ブシ君のアドバイスで原因判明。
頭がボードの真上になくて、後ろを見るときに頭ごと下に落ちてしまっていたことでした。これだけでも本当に助かるアドバイスで、後半は結構調子よく回れました(^^
途中からヤグカオチームも合流し、キャンプ終了時間までみんなガッツリとハイクして残りの時間を楽しみました。
楽しい時間は早く過ぎるのもので、2日間のキャンプも終わりに近づいてきました。
最後にパークから宿の前に集合して、閉会式です。
今回のキャンプは天気に恵まれ、まさにパーク日よりで本当に楽しいキャンプでした。
一年ぶりに参加したdmkはやっぱり楽しい仲間がいっぱいいて、スノーボードを続けるモチベーションが上がって本当に最高でした(^^
(写真ダウンロード先)
http://picasaweb.google.co.jp/katoiek/2008031516YaguBushiCamp?authkey=gDmwR2q-lBk