もう20年近くスノーボードのハウツーという仕事に携わったきたのだけど、
極端な話、上達するために必要なことは、
「楽しむこと」「続けること」
だと、思う。
楽しまなくても上達することはできるけど、夢中になって楽しまないと高いところや深いところまで行けないと思うのだ。
あとはあきらめずに続けること。
続ける人ほど強い人はいないと思う。
ハウツーコラムにしても、このサイトのニュースページにしても、始めた時にはあまり何も考えなかったけど、今になって思うのは続けることの大切さだ。
続けることは大変と思うかもしれない。
自分も振り返れば、そんなこともあったと思う。
だけど、自分にとっては何か飯を食うかのように必要なことだと思っていたところがある。
dmkの存在価値って何だろう?
dmkクラブの存在価値って何だろう?
ハウツーを続けることの価値って何だろう?
例えば、毎日アップしているニュースがアップできないようになったら?
きっと、dmkサイトの存在価値はかなり薄れるのではないだろうか、と危惧している。
だから、頑張って情報を集める。
「うわあ、もう今日はアップできっこない」という時にも、頑張って見つけてくる。
業界内の友達に電話したりうちに、その情報収集が楽しくなってくる。
すると、とんでもない大きなニュースにぶつかったりすることもある。
ハウツーとは関係ない話に行っちゃったけど、スノーボードも同じだ。
頑張ってコツコツとやって行くライダーは、上達する。
苦行とは違う。楽しんでやることに意味がある。
楽しまないと、新しい発想は生まれ難いし、新しい境地にも向かっていけないからだ。
一瞬「つまらないな」って思っても、どうやったら「楽しめるかな」と考えてみる。
ブリザードが横から殴りつけるような悪天候でも、風があまりこないレストハウスの横でオーリーの練習したら、楽しめるかもしれない。むしろ、普段のスノーボーディングでは発見できないようなことも見つけるかもしれない。
かつて自分は、修行というか苦行のようにスノーボードをしていたこともあった。
山に行きたくなくても、ともかく滑っていた時期。あまり楽しんでいなかったのに。
あの時、確かに上達はしたけど、ぶつかるものもあった、と思う。
何か弾けない。ドカンと新感覚がやって来ない、ねっちりとした上達感というか、もしかしたら上達していないような気分というか・・・。
今は年間100日雪山に行っても撮影やその他スノーボードに関する仕事ばかりで大して上達はしていないけど、
でも、楽しむことが多くなった。まあ、山に行けば大抵、楽しい!(笑)
先週もセズンスヘブンの帰り道にショーン・ジョンソン、ジョー・セクストンと滑る機会があり、二人とも「フサキ、イエー!」ってな感じで盛り上げてくれたので、重いカメラバッグを背負いながらもハシャイダ滑りをした。とても楽しかったし、スノーボードをもっとうまくなりたい!と思った。
他にも例をあげたら、きりがないけど、
だから、上達するためのコツは、「楽しむこと」「続けること」だと、思う。