朝時間ができたので、久々に一人で山に行った。
あいかわらず雨降っていたのでなんとなく気が進まなかったけど、2週間前にできたきり、やっていなかったバックサイド・ボードスライドをトライしたかったのだ。またできるのか不安だし。一人で行くと、雑誌用、ウエブ用のコンテンツのアイデアも出ることが多いし、「よし、行こう!」というモチベーションを上げつつ山へ。
上は雪だった。なんだか、温かい気がしたけどマイナス4度。ところどころ雪がないところもあったけど、久しぶりのフリーランが気持ちいい。途中固くてエッジが噛みにくいところもあり、返ってそれが練習になる。足首にしっかりと緊張感を持たせて丁寧に滑るのだ。
2本目は早くもパークへ。少ない時間なので、さっさと滑れないと。
そしたらハジメに再会! ハジメは浪人3にも出ているアマチュアのライダー。ライダーというかスポンサーはない。あえて言うなら、dmkがスポンサーだろう。そのハジメは昨日、初すべりでいきなり朝からクローズするまで、それこそパトロールに「早く帰りなさい」と言われるまで滑ったそうだ。あいかわらず超ハングリーな男である。今年もたくさん上達するに違いない。
オレもいろいろ夢や目標があるが、このハジメとトオル(擦り侍)が日本のトップ・ライダーになるのが1つの夢だ。あと、これにタクミもいて、将来どういう展開になるか楽しみである。
最初のパークは流して下見。次は、いきなりボックスでBSスライド。できるハズなのに、ビビリが入り、できなかった。だけど、ここで失敗して、次はできるのでは?と楽観的になった。いつもやっているボックスの場所が移動していたので、ここで本当に下見した実感が沸いたのである。すぐにハイクで戻る。そしたら次は、希望通りにだいたいできた。だけど、70点かな? そして次、もう帰らないといけないので、最後と思って挑んだら、力みが入ったのか、うまくいかなかった。だけど、一応、転んでいないし、ボードはボックスの上で180してスイッチで着地したので50点かな。
結局、できた!という感覚はなかったけど、自分の擦りレベルは継続しているぞ!という感覚を得たので、ヨシ!という感じ。
トータルでたった3本のランだ。だけどシャーリーは午後から仕事だし、早く戻らないといけない。一気に降りれば、標高差は2000メートルとかあるだろうが、だいたい7分で降りれる。
途中からシャバ雪で超おもしろかった。カービングしてクレイグ・ケリー感覚で滑った。こういう滑りするライダー少なくなったなあ、とオジサン的なことを考えながら。
雪の固まりを発見した。そこで、当てながらバックサイド180をした。うわあ、こんなこと初めてやったよ。オレも若者風のジバーじゃん!なんて考える。だけど、こう考える時点がオジサンか!?
そう言えば、20代の頃、よく30代の人が言っていたなあ。うわあ、体力落ちたよ。昔みたいにはできねえよ、という類なことを。だけど、実際、自分が35歳、いやオレは今36歳だったかな?になってみて思うけど、30代ってまだまだ全然大丈夫だね。ダメだと言っているのは、なんか30代になったという言い訳で、逃げているだけのような気がするのだけど。失礼な発言かな? ともかく、オレは今年になってやっとのことで、擦りの基本であるバックサイド・ボードスライドができたし、これからもどんどん新しいことにチャレンジしようと思っている。フリーランは長年やっているから、ある程度の自信があるけど、もっとできない世界に入って冒険したいなあ、と。そう、冒険という言葉が好きなんだ。知らない世界に探検するという感じで。
変な話、ビジネスでも何でも冒険だと思っている。知らない世界にどんどん足を踏み出す。それが楽しいし、それが生きがいの1つ。ともかく、人々を良い意味で驚かしたいんだ。
人生すべて冒険
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