誰もが悩むステッカーの貼り方。
ボードを買えば、誰でも自由にステッカーでデザインをいじれることから、
そのセンスでボード・デザインが見違えてカッコ良くなったり、
逆に失敗して気に入らないデザインになったりする。
ステッカーはボードの元からあったグラフィック以上にそのデザインを左右してしまうこともしばしばだ。
そこでプロ・スノーボーダーたちのステッカーの貼り方に注目!
プロならではのセンスや技に注目するぞ。
深山晋作
SHINSAKU FKAYAMA
トップとテールにステッカーを集めているオーソドックスな貼り方。大小のステッカーをうまく組み合わせている。
ステッカーを1つの方向に統一しているわけではないが、バランスが良い。
重ね貼りをうまく使っているので、本来のボードのデザインがどれなのかわからないようになっている。
うまくボードのデザインとマッチした作品だ。
編集部あっぱれ度 ★★★★
ライアン・ラウッシュ
RYAN RAUSH
黒のグラフィックということを考えて、よく映える金、赤などを使っている。
自身のスポンサーショップであるSHOWCASEを斜めにドカーンと貼っている。
テール部分にはSWANSのステッカーをオーソドックスに真横に貼り、その下にはクイックシルバーの赤のステッカー。このステッカーを右寄せにしたところにトップとのバランスを考えたことが伺える。
編集部あっぱれ度 ★★★★
ジミー
JIMMY
ウィスラーの学校に通うジミーは、オタク度が高いことでも知られている。それだけにステッカーの貼り方もかなり凝っているのか、と思いきやいたってシンプル。言葉を変えれば、あまりやる気がないようにも思われる。
でもシンプルでいてカッコいいと見えないこともないだけに、ジャジメントの角度を変えれば5つ星か。
しかし、dmk的にはもっとステッカーを貼りを楽しんでほしいので、2つ星。
編集部あっぱれ度 ★★
イチゴウ
ICHIGO
ジミーに引き続きいたってシンプルなイチゴウの作品。
2つのステッカーをちょうど両サイド、バインに隠れるように貼ってある。
カッコいいけど、やはりもっとステッカー貼りを楽しもうよ!という企画でもあるので、3つ星。
編集部あっぱれ度 ★★★
アンドレ・ベノワ
ANDRE BENOIT
泣く子も黙るブラッコム・パークの主アンドレ・ベノワ。
こちらもシンプルだった。アンドレ曰く「まだステッカーはきちんと集めて貼っていないから」と敗戦の弁明(?)
しかしたら、今の時点ではさらに華やかにカッコ良く貼れているのかもしれないけど、この時点では、以下の評価を。
編集部あっぱれ度 ★★★
國岡あい
AI KUNIOKA
可愛い顔して、スノーボードではかなり攻める姿勢を見せるアイちゃん。
ステッカーにもそのプロ魂が見えるようだ。
全ステッカーが左下に流す統一感を持つ。
真ん中に貼らないことで、空間を活かしている。
トップにあるBrigjTAなるステッカーは何だろう。何かアイちゃんの気持ちを表したオリジナルのステッカーか。iとAがピンクになってアクセントになっている。そしてウェアーもピンクだ。
富永千春
CHIHARU TOMINAGA
トップとテールにステッカーを集めるのはオーソドックスだが、すべてのステッカーの角度が違っているのも珍しい。それでいてバランスが良いのだから、ステッカー貼りの達人だ。
ボードが黒なので、主に白のステッカーを貼っている。だけど、それだけでなくオークレーなどアクセント的にピンクに使っているのだ。
一見すると特別な貼り方に見えないのだが、何度見ても飽きがこない上手な貼り方だと思う。
編集部あっぱれ度 ★★★★★
岩崎KAZ和彦
KAZUHIKO IWASAKI
真ん中に宇宙人がいてトップとテールには、空間があるデザイン。そこでトップとテールにステッカーを貼ったデザインとなっている。
ステッカーはほぼ全部、右下に流れるような貼り方だ。
そして細かいところを見ると2枚のステッカーを重ね貼りして立体感を出すようにしている。(真ん中写真参照)
さらにゴーグルにまでステッカーを貼ってあり、どうやらカズくん(岩崎KAZ和彦)は、ステッカー貼り好きのようだ。
編集部としては上出来の4つ星だが、今後は空間の大切さも考えて貼ってみたらどうかと提案したい。
編集部あっぱれ度 ★★★★
田中 幸
SACHI TANAKA
元々、ボードのグラフィックが派手なためにステッカーを貼るのが難しい。
しかし、幸ちゃんのイケイケな性格をそのままにインスピレーションで貼ったようだ。
ボードのテールにDCのステッカーがあり、その上に蛍光マーカーのようなもので、メッセージを書いているのもオシャレ。
またボードの真ん中の特徴あるグラフィックはそのまま活かして使っている。
スノーボードのスタイルそのままに元気が伝わる貼り方だ。
編集部あっぱれ度 ★★★★
石坂 良
RYOU ISHIZAKA
こちらも己の感性でどんどんと貼ってしまった印象。大好きなボルコム、ステップチャイルドのステッカーをドカンと貼っている。このように大きなステッカーを貼れるのもライダーなれでは。
おもしろいのはボルコムの黒と赤のステッカーを左右に貼っているところ。まるで夫婦ボルコムとでも言いたげな貼り方だ。
ボードの元々のデザインが強く、貼り方は難しいと言えるだろう。そこでシンプルなテール側にステッカーを集めたようだ。
編集部あっぱれ度 ★★★
上田ユキエ
YUKIE UEDA
白のボードに白のステッカー! 意外にいい!!
全体的には白黒でシンプルにまとめていて、センスの良さを感じる。さらにウェアーにまで合わせていて素晴らしい。
ボード上部の白のステッカー部分で、DCにNFAをかぶせたところで、NFAを見せるために切り抜きまでしている。一見すると、この技を見逃しがちなるが、こうした隠れたところにもセンスが光っている。
編集部あっぱれ度 ★★★★★
シモン・チャンバレン
Simon Chamberlain
シンプルに物事を追求するシモンならではのシンプルなすてっかーの貼り方だ。
真ん中の写真は今年の冬に撮影されたもの。
そして右は今年の夏に撮影されたものだ。
どちらもあまり工夫していると言える貼り方ではないかもしれないが、これはこれでシモンらしくて良い。
編集部あっぱれ度 ★★★
平野 創
Hajime HIrano
事前にどこまでイメージして貼っているのか定かないが、全体的にとてもうまくまとめた貼り方だ。
ボードトップに斜めに黒のフォーラムのマークがあり、その上にショップ「アチャーム」のステッカー。そして十字架は、自分で白のテープを十字にして貼ったようだ。
よく見ると、アチャームのステッカーの左下には金のステッカーがあり、さらにその上に白の十字架があるようだ。
ボードの上下のステッカーのバランスの貼り方も良く、上出来だ。
編集部あっぱれ度 ★★★★★
飯田フサキ
FUSAKI IIDA
編集部あっぱれ度 ★★★
毎年、特別参加するdmk代表フサキの作品。例年、非計画的な貼り方で失敗しているので、今年はある程度、事前にイメージして貼ったようだ。
ボードのトップには大胆にも白のベースに白のステッカー。これはユキエちゃんの技をパクったと思われる。
中央部分もかなり気合入れて貼ったようだが、ここは足を置くので剥がれることを計算に入れていなかったようだ。毎年、ちょっとは貼り方がうまくなるけど、まだまだアマちゃんである。
飯田大河
TAIGA IIDA
昨年滑走日数1日を経験し、今年は11日も行ったフサキ代表の息子・大河くん。最近6歳の誕生日を迎えた少年スノーボーダー。得意技はワンフット・オーリー、スライド720、あとポコジャンでFS180、BS180。
代表の手ほどきを受けて自分でステッカーを貼ったようだ。子供らしい可愛い貼り方である。
バイン上にある仮面ライダー電王のステッカーは、残念ながら防水性がないので剥がれて来てしまっている。テレビマガジンのステッカーは、ボードには不向きだよ、大河くん。