
文:飯田房貴 @fusakidmk
私がENDEAVOR SNOWBOARDS(エンデバー・スノーボード)の国内販売を担当してから、今年で5シーズンになります。
おかげさまで一部の熱心なユーザーから支持をいただいていますが、一般的なスノーボーダーにはまだその魅力が十分に伝わっていません。
ENDEAVOR SNOWBOARDSは、カナダ・ウィスラーやバンクーバー周辺のスキー場ではよく目にするブランドです。一方、日本では国産ブランドの認知度や信頼度が高く、まだ広く浸透していません。
毎日のフリーランやパウダー、サイドヒットなど、あらゆる地形でパフォーマンスを発揮できるボードなのに、その魅力が十分に伝わっていないのは少し残念です。
そこで、私がこの5シーズンで乗り込んできたENDEAVOR SNOWBOARDSの4つのモデル、B.O.D.、Scout、Pioneer、Archetypeをご紹介します。
ライダーの@teruumifujimotoや@yaku89ryoもSNSでENDEAVORの魅力を発信してくれていますが、以下はあくまで私個人の率直な感想です。
私のスノーボード歴とライディングスタイル
- スノーボード歴: 41シーズン
- これまでに乗ったボード: MOSS V1、SIMSハーフパイプ、SANTCRUZ非対称フリースタイル、CHECKER PIG、BURTON CUSTOM、BURTON FLYING V、HIGHTIDE MFG、ENDEAVOR(4モデル)他
- 平均滑走日数: 年間約100日(ここ5シーズンは平均120日)
- 好きなライディング: ゲレンデクルージング、カービング、パウダー、サイドヒット、簡単なグラトリ、パークではストレートジャンプ
5シーズン、年間120日ペースで滑り込んできた経験から、ENDEAVOR SNOWBOARDSの魅力は「どんな地形でも楽しく滑れる万能性」にあると感じています。
各モデルの特徴と私なりのおすすめポイントを詳しく紹介していきます。
B.O.D.
B.O.D.(ボード・オブ・ディレクターズ)は、私が最初に乗ったENDEAVORのモデルです。
“究極のデイリードライバー”として設計されており、その革新的なデザインは数々のアワードも受賞しています。
実際に乗ってみて感じたのは、とにかく扱いやすいオールラウンドボードだということ。
フリーランからちょっとしたトリックまで、何をしても違和感がなく、非常にバランスの取れた乗り味です。
少し乱暴な言い方をすると、BURTON CUSTOMをよりマイルドにしたようなフィーリング。
もう少しソフトフレックスで、誰でも乗りやすく仕上げられている印象です。
このボードに採用されている3Dキャンバープロファイルは、キャットトラック(迂回コース)での逆エッジを軽減してくれます。
そのため、グラトリのような細かい動きにも対応しやすいのが特徴です。
ただ、ENDEAVORの他のモデルに乗り進めていく中で感じたのは、このB.O.D.は良くも悪くも「個性が強すぎない」モデルだということ。
カービングも良い。ジャンプも良い。パウダーも問題ない。
どのジャンルでもしっかりこなせる、“中の上”の完成度。
いわば、どんなシーンでも安心して使える優等生的な1本です。

Scout
Scout(スカウト)は、フリースタイルにインスパイアされたパウダースティックでありながら、デイリーユースにも対応できる万能な1本です。
このボードの良さを強く実感したのは、実際にパウダーを滑ったときでした。
パウダーに入った瞬間、まるでサーフボードで波に乗っているかのような浮遊感。自然とノーズが持ち上がり、雪面をスムーズに走っていく感覚があります。
これは、ノーズが浮き上がるホーバーキャンバー構造によるもの。パウダーに入った瞬間からしっかりと浮力をサポートしてくれます。
さらにテイパーシェイプの効果で、ツリーランのようなタイトなシチュエーションでも細かいターンがしやすく、コントロール性も非常に高いと感じました。
正直に言うと、それまで本格的なパウダーボードに乗る機会があまりなかったこともあり、この乗りやすさには驚かされました。
ただし、極端にパウダー専用に振り切ったボードかというとそうではなく、普段のゲレンデでも違和感なく使えるバランスの良さを持っています。
ショートファットなスワローテイルサーフボードからインスピレーションを受けたシェイプで、全体的にコンパクトに設計されているのも特徴。
その結果、パウダーボードでありながら高い汎用性を実現しています。
私自身、今でも時々Scoutに乗りますが、普段使いとして十分に楽しめるうえに、パウダーの日にはしっかりと性能を発揮してくれる頼れる存在です。
試乗会での評価も非常に高く、多くのライダーから支持されているモデルです。

Pioneer
私が3番目に使用したモデルが、Pioneer(パイオニア)です。
この板に乗るきっかけになったのは、よく一緒に撮影に行くライダーの@yaku89ryoがデイリーボードとして使っていたこと。
さらに、ウィスラーで時々顔を合わせるENDEAVORのファウンダーであるマックスが、日常的にこのモデルに乗っていたのを見ていたことも大きな理由でした。
そうした流れから、自分自身のデイリーボードとしてPioneerを選びました。
実際に乗ってみて感じたのは、少し“ヤンチャ”な性格のあるボードだということ。
これまで乗ってきたENDEAVORの中でも、ひと味違う手応えがあります。
カービングではしっかりとエッジが食い込み、サイドヒットでのジャンプでも力強い反発を感じられる。全体的にライディングのパワーが一段階引き上げられるような印象です。
実際に購入されたお客様からも「ハーフパイプでも最高」というフィードバックをいただいており、ポップの強さとレスポンスの良さはこのモデルの大きな魅力だと感じています。
この反発力を支えているのが、「イナーシャ・カーボンロッド」と呼ばれる構造です。
釣り竿のようなカーボンロッドがトップからテールにかけて配置されており、従来のように平面的にカーボンを入れるのではなく、立体的な(3D)構造でボード全体の反応を高めています。
その結果、あらゆる角度からの入力に対してスムーズに反応し、瞬発力だけでなく持続的な反発力も生み出します。
さらに、この構造はヘタりにくく、長く乗り続けても性能が落ちにくいのも特徴です。
ゲレンデクルージングはもちろん、特にサイドヒットでのジャンプを楽しみたいライダーにとっては、非常に相性の良い1本だと思います。

Archetype
Archetype(アーキタイプ)は、ENDEAVORの仕事を始めた頃から、ずっと乗ってみたいと思っていたモデルです。
ただ、インストラクターとして普段使うにはデイリーボードではないという印象があり、これまでこの板のPRはライダーたちに任せてきました。
それでも、この魅力的なシェイプを前にして我慢できず、
「レッスンで使ってもなんとかなるだろう」と思い切って乗り始めることにしました。
とはいえ、いきなりレッスンで使うのはさすがに不安だったので、まずはオフの日にフリーライドでテスト。
すると意外にも、普段使いでもまったく問題ない操作性で、懸念していたスイッチライディングも違和感はありませんでした。
スイッチからのグラトリ、例えばキャブ360のような動きもスムーズにこなせます。
パウダーでのフィーリングはScoutに近い浮遊感がありますが、それ以上に滑走性の高さが印象的でした。
スワローテール形状によってノーズが自然に浮き上がり、スピードに乗ったまま快適に滑ることができます。
そして何より意外だったのは、カービング時の安定感です。
テイパーシェイプに加えてやや広めのアウトライン、さらにこれまで乗っていた152cmから154cmへと長さを上げたこともあり、特にヒールサイド後半での安定感が非常に高く感じられました。
普段のレッスンではパークに入ることは多くありませんが、中上級者の生徒とパークに入った際にジャンプも試してみました。
これまでよくやっていたジャパンエアなどのグラブトリックも問題なくこなせ、ポコジャンでの180やスイッチ着地もスムーズに決まります。
気がつけば、すっかりArchetypeの魅力にハマっていました。
春のシャバ雪コンディションでもこのボードはしっかりと性能を発揮します。
その理由のひとつが、テールに配置されたカーボンビーム構造です。
このカーボンビームは戦略的な位置に配置されており、従来のグラスファイバー構造に比べて重量を増やすことなく、ポップやスナップ、ターン時のドライブ感を大きく向上させています。
スワローテールにこの構造を組み合わせることで、テールの剛性と安定性が高まり、一般的なスワローボードにはないカービング性能も実現しています。
スワローテール形状でありながら、ここまでデイリーユースに対応できるボードは珍しいと感じました。
これまで乗ってきた4本のENDEAVORの中でも、最も個性が際立ちながら、シーズンを通して使える完成度を持った1本です。

まとめ
ここまで紹介してきた4モデルを、シンプルにまとめると以下の通りです。
- BOD = 優等生
- Scout = 万能パウダー
- Pioneer = ヤンチャ
- Archetype = 個性派オールラウンダー
もしボード選びで迷っているなら、こんな基準で考えてみてください。
とにかく毎日安心して使えるデイリーボードを探しているなら、BOD。
パウダーも楽しみたいけど、普段使いもしっかりこなしたい。さらに初めてのパウダーボードとして扱いやすさを重視するなら、Scout。
ゲレンデをもっとアクティブに、スピードと反発を楽しみながら滑りたいなら、Pioneer。
そして、個性的な乗り味と唯一無二のパウダー体験、その両方を求めるなら、Archetypeがおすすめです。
現在は旧モデルが特価で手に入るチャンスもあります。
気になる方は、ぜひ一度その乗り味を体感してみてください。
ENDEAVORスノーボードはBEEFIVEで!今がお買い得
| モデル名 | サイズ | 現在の購入価格 |
| ENDEAVOR BOD ACETATE COLLECTION | 143cm | ¥56,265 |
| ENDEAVOR Archetype ACETATE COLLECTION | 146cm | ¥63,525 |
| ENDEAVOR Archetype ACETATE COLLECTION | 150cm | ¥63,525 |
| ENDEAVOR Archetype ACETATE COLLECTION | 154cm | ¥63,525 |
| ENDEAVOR Pioneer ION COLLECTION | 152cm | ¥45,650 |
| ENDEAVOR Pioneer ION COLLECTION | 154cm | ¥45,650 |
| ENDEAVOR Scout ION COLLECTION | 148cm | ¥54,780 |
| ENDEAVOR Archetype ION COLLECTION | 146cm | ¥58,080 |
| ENDEAVOR Scout x Niels Bendtsen | 148cm | ¥49,500 |
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Endeavor Snowboards の主な特徴
- ライダー主体のイノベーション: ライダーからの意見を取り入れ、一流の素材パートナーと協力し革新的な技術を開発。
- デザインと美学: 卓越したパフォーマンスと独自の美的センスを両立。世界的に著名なアーティストによるグラフィックを採用することも多い。
- 製造拠点: 中国・寧波のハイテク工場「Maosen Sports」で生産。
- コアテクノロジー:
- Smoothride Sidewalls: 振動や衝撃を抑えて滑走をスムーズにするウレタン配合サイドウォール。
- Phonon Pre-Tension Fibreglass: 弾性エネルギーを解放する事前硬化型ファイバーグラストップシート。軽量かつ高反応のライディングを実現。
- Inertia Carbon Rods: 釣竿から着想を得たカーボンインサート。ボードのパワーとレスポンスを向上。
会社の構造と価値観
ブランドエコシステム: Endeavor Design Inc.は、Endeavor Snowboardsに加え、Airhole FacemasksやSandbox Helmetsといったブランドも展開。スノーボーダーに向けた包括的な製品群を提供している。
ファミリー経営: Endeavorは家族経営・運営の会社。
Bコーポレーション認証: 責任ある持続可能な事業活動を行い、スノーボードやアウトドア活動の価値を広めることに尽力。

B Corporationとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度であり、米国の非営利団体B Labが行っています。
Endeavorは、地域社会や地球全体の未来に永続的な影響を与えるように、懸命に取り組んでいます。
お問い合わせ先
(株)フィールドゲート
ディーエムケー・グローバル事業部
Tel: 03-5825-8187
e-mail: info@fieldgate.jp


