
本来、北米屈指の“雪の安定地帯”として知られるアメリカ、スキー・スノーボードの聖地コロラド。
しかし2025-26シーズン、その常識が崩れ始めている。
「シーズン真っ只中のはずが、すでに終了」
そんな異常な状況が、現実に起きている。
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なぜ“雪が多いはずの場所”で、雪が足りないのか──。
なぜコロラドで雪が足りないのか?
今回の早期クローズの最大の原因は、単純な“雪不足”ではない。
ポイントはこの3つだ。
① 記録的な暖冬とヒートウェーブ
今シーズンのコロラドは、例年より気温が高い日が続いた。
特に終盤には異常な暖かさが続き、積もった雪が一気に失われた。
実際に複数のスキー場が、
「熱波と雪解けにより維持できない」として営業終了を決断している。
② “降っても残らない雪”という問題
近年の特徴は、「雪が降らない」のではなく
“降っても残らない”こと。
- 気温が高い
- 夜に冷えない
- 雨として降るケースも増加
この結果、せっかく積もった雪も短期間で消えてしまう。
実際、他の地域でも「降雪があっても雪が維持できない」異常が報告されている。
③ 雪不足+地面露出=安全に営業できない
スキー場は単純に雪があるだけでは営業できない。
- ベース(基礎雪)が薄い
- 土や岩が露出
- リフトへのアクセス不可
こうなると安全に営業できないためクローズになる。
つまり、“滑れなくなる前に終わる”のが今の状況だ。
「普通のシーズン」が消えていく?
今回のコロラドのケースは、単なる“ハズレ年”ではない可能性がある。
- シーズン途中での早期終了
- スタッフの労働時間削減
- 営業期間の短縮
実際、雪不足によりスキー場の運営そのものにも影響が出ている。
さらに研究では、今後アメリカのスキーシーズンは
最大で数十日単位で短くなる可能性も指摘されている。
雪は“ある場所”から消え始めている
かつて“雪は安定してあるもの”だった。
しかし今は違う。
- 降っても残らない
- 暖かすぎて維持できない
- シーズン中に終わる
コロラドで起きていることは、
単なるローカルニュースではなく、スノーボード業界全体の未来を示している可能性がある。
「雪の本場だから大丈夫」
その前提は、すでに崩れ始めているのかもしれない。
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