
カナダ・ブリティッシュコロンビア州レベルストークのモンタナボウルで、世界トップクラスのバックカントリーコンテスト「YETI Natural Selection Revelstoke」が開幕した。今年もオリンピックメダリストやスノーボード界の豪華プロライダーを含む24名のライダーが集結し、急斜面と深いパウダーの広がる会場で技と創造力を競った。
日本からは、今シーズン導入された新フォーマット「SUPER SESSIONS」を勝ち抜いた角野友基と、女性フリーライディング大会「RnD」に初参加で2位となり出場権を獲得した藤森由香が参戦。自然条件や変化に富んだ雪面の中で、自身の滑りを試す初日となった。
初日予選の様子
選手は8名ずつのヒートで滑走し、最大3回のチャンスでファイナル進出を目指す。
角野友基はラウンド1で転倒が続いたものの、「まだまだこれから。次を見てくれ」と力強くコメント。初めてのバックカントリー参戦で思うようなランはできなかったものの、生粋のコンペティターらしい強気な姿勢を見せた。
続くラウンド2でもワイルドキャットは決まらず苦しい展開となったが、ラストのラウンド3ではワイルドキャットからバックサイド720へつなぎ、ライン上でステイルフィッシュを組み込みつつクリフドロップも含む攻めた滑りを披露。スコアは76.3点となったが、惜しくもファイナル進出はならなかった。
藤森由香はラウンド1でバックサイド360インディを決めるも、後半のラインをつなげきれず。ラウンド3ではセカンドヒットでフロントサイド360インディに挑むも転倒。しかしスティープな斜面で力強いラインを刻み、存在感ある滑りを見せた。
残念ながら、日本人ライダーの悲願であるファイナル進出は、今回もならなかった。
しかし、角野友基と藤森由香にとって初挑戦となった経験は、来シーズンにつながる貴重なものとなるはずだ。オリンピックとは異なり、一般層よりもコアなファンに支持されるこの大会で、角野・藤森に続く日本人ライダーの活躍も期待される。
ファイナル進出ライダー(男女)
女子(4名)
- Zoi Sadowski-Synnott(ニュージーランド)
- Šárka Pančochová(チェコ)
- Billy Pelchat(アメリカ)
- Madison Blackley(アメリカ)
男子(8名)
- Mark McMorris(カナダ)
- Nils Mindnich(アメリカ)
- Gigi Rüf(オーストリア)
- Torstein Horgmo(ノルウェー)
- Mateo Massitti(カナダ)
- Blake Moller(アメリカ)
- Jared Elston(アメリカ)
- Brin Alexander(カナダ)
ファイナルに向けて
Selkirk山脈では大規模な嵐が予想されており、ファイナル前に雪面がリセットされる可能性がある。未踏のラインや自然の地形が再びオープンすることで、ファイナルではさらに高度なフリースタイルバトルが期待される。
ファイナルの模様はRed Bull TVで全世界ライブ配信予定。自然の中で繰り広げられる究極のバックカントリーフリースタイルに注目だ。

