日本スノーボードが強い理由【最新版】~侍スノーボーダーと世界一のチーム力~

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文:飯田房貴 @fusakidmk

五輪スノーボードで日本勢が連日メダルを獲得して、本当に盛り上がっていますね!私も情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』で、日本スノーボードの強さについてコメントさせていただきました。4年前にも同じテーマでTBS『新・情報7daysニュースキャスター』にコメントが取り上げられたのですが、こうしてまた人気番組で話題にしてもらえるのは、とても嬉しいことです。

ただ、テレビは時間が限られているので、自分の思いを全部伝えるのはなかなか難しいです。そこで今回は、改めて「日本のスノーボードが強い理由」を私なりにまとめてみました。最新情報も交えてお伝えします!

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日本人ならではの体型

最初にテレビで話題になったのは、日本人の体型や「うんちんぐ座り」ができることでした。日本人は、西洋人と違ってしゃがんだ姿勢を自然にとることができます。この姿勢は、スノーボードでジャンプするときの踏ん張りや体重移動にぴったりです。

さらに、日本人の小柄な体型は、スノーボードのアクロバティックな動きにもとても適しています。現在のフリースタイルスポーツのシーンを見ても、大柄な西洋人よりも小柄なアジア人が活躍することが多いですね。アメリカの選手にもアジア系が多いのは、こうした体型の特性が影響しているのだと思います。

つまり、日本人は体型的にもスノーボードにぴったりなのです。

日本ならではの環境

さらに、日本は雪がたくさん降る上に、スキー場が近くにあるので、気軽に練習できる環境があります。欧米では、大きなスキー場に行くのに飛行機を使うことも多く、毎日の練習はなかなか難しいです。その点、日本は夏でもジャンプやハーフパイプの練習施設が整っていて、特に埼玉にあるハーフパイプ練習場は画期的です。実際に、今回メダルを獲得した外国人選手も練習に訪れたほどです。

武士道のような集中力と自律心

日本人が強いもう一つの理由は、精神的な部分です。武士道に通じるような、もくもくと努力する文化が根付いています。自分と向き合い、コツコツ上達していくことが得意な国民性です。

平野歩夢選手の、自分自身に向き合う姿勢や仲間の活躍を素直に称える態度は、本当に感動的です。まさに現代のスノーボード侍のようで、オリンピックでスケートボードにも挑戦して、横乗りスポーツを極めた彼は、現代の宮本武蔵みたいな存在だと思います。

世界最高のチーム力で選手を支える

そして何より、日本の強さを支えているのは「チーム力」です。スロープスタイルもハーフパイプも、オリンピックでは男女それぞれ最大4名が出場できます。世界で最も競争の激しい中で勝ち上がった日本選手たちは、まさに侍戦士です。特に女子ビッグエアでは、1本目でミスしても、残りの2本で見事に決めてメダルを獲得した姿には、本当に感動しました。

驚くのは、日本ほど選手をサポートするコーチやトレーナーが充実している国は少ないことです。惜しくもオリンピックに出場できなかった宮村結斗選手も、「他国と比べて、日本のサポート体制は世界一」と話しています。選手を支えるスタッフは7人前後で、遠征のサポートも手厚く、個人競技でありながらチーム力を強く感じます。表彰台での団結した姿を見ても、日本チームならではの強さが伝わります。

まとめ:精神力、環境、そしてチーム力

日本のスノーボードの強さは、体型や環境だけではありません。武士道に通じる精神力と、世界トップレベルのチームサポートがうまく融合した結果です。最高の選手、最高の人数、そして最高のサポート体制。これらが揃った日本チームは、オリンピックの舞台で輝く「侍スノーボーダー」を生み出しています。

私自身、スノーボードが大好きで、この舞台で戦う選手たちの姿を見ると本当に胸が熱くなります。読んでくださった皆さんも、日本チームを応援したくなったのではないでしょうか。これからも日本スノーボードの活躍から目が離せません!

飯田房貴

1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
ウィスラーではスノーボード・インストラクターとして活動する傍ら、通年で『DMKsnowboard.com』を運営。SandboxやEndeavor Snowboardsなど海外ブランドの日本代理店業務にも携わる。
また、日本最大規模のスノーボードクラブ『DMK CLUB』の創設者でもあり、株式会社フィールドゲート(東京・千代田区)に所属。
1990年代の専門誌全盛期には、年間100ページペースで記事執筆・写真撮影を行い、数多くのコンテンツを制作。現在もその豊富な経験と知識を活かし、コラム執筆や情報発信を続けている。
主な著書に、
スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』
スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』などがある。
現在もシーズン中は100日以上山に上がり続け、スノーボード歴は41年(2026年時点)。
2022年には、TBSテレビ『新・情報7daysニュースキャスター』や、講談社FRIDAYデジタルの特集「スノーボードの強豪になった意外な理由」にも登場するなど、専門家としての見識が評価されている。

インスタ:https://www.instagram.com/fusakidmk/

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