
Arc’teryxライダー ヴィクター・ダヴィエ(Victor Daviet) が主演する
「DVD videos // Volume 12 – RUBY FREQUENCY」 は、スノーボード映像の枠を静かに、しかし確実に逸脱していく一本だ。
この作品で描かれるのは、重力の法則が書き換えられたかのような世界。
雪は白ではなく“赤”に染まり、現実はターン、音、感覚の残響のなかで溶けていく。そこにあるのは地球ではなく、動きと音楽、そして狂気が交差する夢幻的な次元だ。
言葉少なに語られるモノローグは、果てしなく続く地平線、時間の感覚を失った空間、孤独と熱(Heat)だけが支配する世界を描写する。
夜は存在せず、あるのは濃淡を変えながら繰り返される光景のみ。
その中でVictor Davietのライディングは、トリックを見せるためではなく、この世界そのものを“漂う”ために存在しているかのようだ。
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ライン、スピード、雪面とのコンタクト。そのすべてが音と映像に溶け込み、スノーボードがひとつの感覚表現へと変化していく。
RUBY FREQUENCY は、観るというより“体感する”作品。
スノーボードが持つ表現の可能性を、静かに、そして深く突きつけてくる。
Rider: @victordaviet
Filmer: @felix_raffaelli
Editor: @felix_raffaelli
Color Grading: @nathan.saillet
Music: @raff.burrowes
Photographer: @germ_photpgrapy @matteochalle
Graphic design: @sarakamelia.psd
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