
カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー近郊のサイプレス・マウンテン(Cypress Mountain)で、18歳の男性がリフトから転落し死亡するという、非常に痛ましい事故が発生した。
事故が起きたのは先週、木曜日の夜。
午後7時30分ごろ、ウエストバンクーバー警察は「医療的緊急事態が発生している」との通報を受け、現場に出動した。男性はその場で死亡が確認された。
警察によると、亡くなったのはBC州メープルリッジ出身の18歳の男性。家族にはすでに連絡が取られており、現在サポートを受けているという。
警察は金曜日の声明で、今回の件を「悲劇的な事故(tragic accident)」と表現。
現時点では不審な点は見られず、リフトに技術的・機械的な問題を示す明確な兆候も確認されていないとしている。
また、事故を目撃した人々への対応として、Victims’ Services(被害者支援サービス)も現場に呼ばれ、精神的ケアを含むサポートが提供された。
B.C. Emergency Health Services(BC救急医療サービス)によると、救急車2台と高度対応ユニットが出動したものの、病院へ搬送された患者はいなかった。
サイプレス・マウンテン側も声明を発表し、
「亡くなったゲストのご家族と友人に、心からの哀悼と支援を表します」
とコメント。今回の事故がリゾートを利用していたゲストに関わるものであったことを認めている。
一方で、警察発表では詳細な経緯は調査中とされているものの、目撃者の情報や現地での報道によると、リフト運行中は安全バーが下ろされていたが、下車が近づいたタイミングでバーを上げた後に転落した可能性があるという。
当時、バンクーバー近郊のスキー場では積雪が少ない状況だったとされ、落下地点までの高さはおよそ15メートルあったとも伝えられている。
※これらの点については、今後の検死官および関係機関の調査結果によって、正式に明らかにされる見通しだ。
地元では「極めて痛ましい事故」として報道
サイプレス・マウンテンは、2010年バンクーバー五輪でも使用されたスキー場で、地元では非常に身近な存在だ。
その場所で、しかも18歳という若さの命が失われたことから、現地メディアは一斉にこの事故を報じており、地域社会に大きな衝撃と悲しみが広がっている。
日本のスノーボーダーにとっても他人事ではない
今回の事故は海外で起きたものだが、リフトを日常的に利用する日本のスノーボーダーやスキーヤーにとっても、決して無関係な出来事ではない。
特に下車が近づいたタイミングや、慣れから気が緩みやすい場面こそ、最大限の注意が必要だ。
リフトは安全な設備である一方、高所を移動する以上、一瞬の油断が重大な結果につながる可能性がある。
亡くなった若い男性に哀悼の意を表するとともに、この悲劇を無駄にしないためにも、リフト利用時の基本的な安全意識を、改めて見直す必要があるだろう。

