
スノーボードのワールドカップ(W杯)スロープスタイル第2戦は1月17日、スイス・ラークスで男子準決勝が行われ、17歳の木村悠斗が79.15点をマークし、1位で決勝進出を果たした。18日に行われる決勝には上位12人が進出する。
準決勝では、日本勢も存在感を示した。木俣椋真が73.43点で4位に入り決勝へ進出。木村悠斗の兄である木村葵来も66.23点の8位で通過した。一方、長谷川帝勝は39.68点で20位に終わり、惜しくも決勝進出を逃した。
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すでにミラノ・コルティナ冬季五輪代表入りが確実となっている選手たちが出場する中で、木村悠斗はその代表勢を上回る完成度の高い滑りを披露。今季がW杯初参戦ながら、世界のトップライダーが集う舞台で堂々たるパフォーマンスを見せた。
木村悠斗は今回のミラノ・コルティナ五輪代表選考には含まれていないが、これは滑りの内容が評価された結果ではない。代表枠は前戦までの成績によってほぼ固まっており、今季がW杯初参戦となった木村にとっては、選考期間中に十分な出場機会やポイントを積み上げることが難しい状況にあった。
五輪前最後のW杯という重要な舞台で、代表選手を上回る得点を記録した事実は、大会結果以上に強いインパクトを残した。
ジャンプセクションでは、フロントサイド1620インディからスイッチ・バックサイド・ダブルロデオ900メランコリーまでを成功させ、完成度の高いライディングを披露。世界のトップが集う中でも存在感を示した。
ミラノ・コルティナ五輪への道は開けなかったものの、準決勝1位通過という結果は今後を占う上で大きな意味を持つ。2030年の次回冬季五輪を見据え、日本男子スノーボード界に新たな選択肢が浮上した大会となった。
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