
2025年12月28日、ニューヨーク・シティに降った雪は、わずか約10cm(4インチ)。
嵐でもなく、街を麻痺させるほどでもない。だが、スノーボーダーにとっては十分だった。
Signalが公開した本作は、セントラルパークとその周辺を舞台にした、極めてシンプルで自由なストリートセッションを収めた映像だ。
カリフォルニアとバーモントから集まった Cali Carlson、Jesse Gomez、Kolman Lecroy に、Eli Moneybags を加えたライダーたちは、大掛かりなセットアップも明確なプランも持たず、ただ雪の残る街を“歩くように”滑っていく。
広告
そこにあるのは、自然発生的なジブスポット。
石、壁、段差、凍った路面——そして、なぜかロボットまで。
雪が残っている間だけ許された、都市とスノーボードの一瞬の関係性が、淡々と、しかし確かな熱量で映し出される。
ストリートというより「シティクルージング」に近い感覚。
滑ること自体が目的ではなく、雪のある都市をどう移動し、どう楽しむか。そのプロセスこそが、この映像の核心だ。
大雪は必要ない。
必要なのは、少しの雪と、滑りたいという衝動だけ。
ニューヨークの街が一日だけスノーボードのフィールドになった、その記録である。
RIDERS
Cali Carlson
Jesse Gomez
Kolman Lecroy
Eli Moneybags
PHOTO: Jeremy Weiss
広告

