【フサキ日記】ボンボンビーニーの日本人、キャラクター付きの中国人、シックな欧米人

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日本のスキー場のニュースは、ついチェックしてしまうのですが、まだ日本でのヘルメット着用率の低さには驚かされます。

同じアジア圏内でも、中国のスキー場の映像を見ると、まるでカナダのウィスラーのように、ほとんどの人がヘルメットをかぶっていますね。9割以上はかぶっている印象です。

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不思議ですよね。同じアジア圏内なのに。
日本でも、自分が「ヘルメットをかぶった方が安全ですよ」と声をかけてきてから、徐々に着用する人は増えてきました。それでも、欧米や中国と比べると、まだまだヘルメットをかぶらない人が多いのが現状です。

おそらく理由の一つは、周囲に着用者が少ないと、自分もかぶらなくていいか、と思いやすいということ。
さらに、日本の雪質やバーンの良さも関係しているのかもしれません。日本のゲレンデは柔らかい雪が多く、欧米や中国のように硬いバーンで滑る機会は少ないです。たとえばカナダ東部のスキー場や、南半球ニュージーランドでは、アイスバーンや硬い雪が多く、「転倒したら危険」という認識が自然と高まります。

また、北米や欧州ではゲレンデが広く、高速滑走での衝突事故も少なくありません。そのため、安全意識からヘルメット着用が一般化したのでしょう。
さらに、有名人のスキー事故も影響しています。F1ドライバーや著名な政治家など、スキー場での事故報道を目にしたことが、ヘルメット着用を促す大きな契機になったのだと感じます。

そして、もちろんファッションの影響も無視できません。
ヘルメット=ダサい、と感じる人もいるでしょう。個人的には、日本のスキーヤーやスノーボーダーがボンボン付きビーニーをかぶっている姿は、いかにも初心者っぽく、あまりカッコよく見えないけど。

各国のファッション感を整理すると面白いです。

  • 中国:ヘルメットをかぶるが、キャラクター装飾を好む人が多い。強者になると、お尻にクッションをつけることも。
  • 欧米:アルパインスキーヤーはタイトなウェアにヘルメットが定番。スノーボーダーや若者はダボっとしたパンツを履くこともあるが、全体として統一感があり、シックな印象。

ちなみに、最近のウィスラー若者ファッションとして、うまくないのにバギーパンツを履く人も増えました。数年前までは上級フリースタイル、スノーボーダー、スキーヤーのスタイルでしたが、今では初中級者の定番に。おそらく、このバギーもあと数年で廃れていくのではないかと思っています。袴のような太いパンツを履いて、まともに滑れない初心者が増えて来たので、さすがにうまいライダーたちも「もう太パンいいや」という気分になるのでは!?

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