
アメリカ・ワイオミング州のテトン山脈を舞台にしたフルレングス・スノーボードムービー『RANCH HAND』が公開された。本作は、昨冬に「Shrub Brothers」との出来事をきっかけに、“シュラブ(低木)と共に生きる”という独特なスタイルを受け入れ、撮影前に牧場仕事(Ranch Life)を学ぶところから始まった異色のプロジェクトである。
舞台は、険しくも美しいテトン山脈のディープエリア。ライダーたちはパウダーを求めて山に入り、自らウェッジ(キッカー)を作り、地形を読み取りながらそれぞれのラインを探し出していく。華やかな編集やトリック至上主義とは一線を画し、自然と向き合う姿勢や、山で過ごす時間そのものにフォーカスした作品だ。
注目は、日本を代表するスノーボーダー角野友基の出演。独自のスタイルと圧倒的な滑りで知られる友基が、このテトンの地でどのようなラインを描くのかは必見である。ほかにも、カム・フィッツパトリック、クーパー・ブランハム、テイラー・ゴールド、ブライアン・イグチなど、バックカントリーシーンを象徴するライダーたちが名を連ねる。
『RANCH HAND』は、パウダーを“狩り”、山に手を加え、自然の中で自分たちの滑りを見つけていく過程を丁寧に描いた一本。競技やパークとは異なる、スノーボーディングの原点とも言える世界観を感じられる作品に仕上がっている。
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