
スノーボード・ワールドカップ(W杯)ハーフパイプ(HP)第2戦の予選が、米コロラド州コッパーマウンテンで行われ、日本勢が男女ともに存在感を示した。
男子は戸塚優斗がヒート1を1位で通過。2本目に高得点をまとめ、安定した内容で決勝進出を決めた。ヒート2では重野秀一郎がトップ通過を果たし、着実な成長を印象づける滑りを披露した。
このほか、平野流佳はヒート2で3位、山田琉聖も2本目でスコアを伸ばし、ともに上位14人による決勝に進出した。なお、北京五輪金メダリストの平野歩夢は今大会には出場していない。開幕戦での結果も含め、今後を見据えた判断とみられる。

女子では、北京五輪金メダリストのクロエ・キム(米国)が今季W杯に復帰。ヒート1で高得点を記録し、順当に決勝進出を決めた。
冨田せなも同じヒートで2位につけ、安定した滑りでファイナルの舞台へ駒を進めた。
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ヒート2では、第1戦を制した17歳の新星、チェ・ガオン(韓国)が今予選最高得点をマークし、圧巻の内容で決勝に進出。工藤璃星は2位、大橋空奈は4位に入り、ともに上位10人による決勝進出を果たした。小野光希は予選直前の練習で転倒した影響により棄権した。

今大会は、復帰戦ながら高い完成度を見せるクロエ・キムと、勢いに乗るチェ・ガオンの直接対決が大きな見どころとなる。日本勢の上位進出とあわせ、女子ハーフパイプのハイレベルな争いから目が離せない。日本人選手にとっては、今後の五輪出場枠争いを見据える上でも重要な一戦となりそうだ。
決勝は19日(日本時間20日)に行われる予定。

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