
スノーボード界に再びビッグニュース!
ショーン・ホワイトが創設した The Snow League(スノーリーグ) が、世界展開に向けて1,500万ドル(約24億円)の資金を調達したことは先日お伝えした通り。しかし今回、さらに驚くべき続報が飛び込んできた。
なんと──
ボストン・レッドソックスのオーナーグループ「Fenway Sports Group(FSG)」が、新たな投資家として名を連ねたのだ。
大谷翔平の活躍でメジャーリーグの注目度が最高潮にある今、「レッドソックスのオーナーも参入!?」というインパクトは絶大。
スノーボード界の未来が、まさに大リーグ級のスケールに拡大しようとしている。
■ Fenway Sports Group(FSG)とは?
“スポーツ帝国”の名にふさわしい巨大グループ
FSG は、単に野球チームを所有しているだけの企業ではない。
スポーツビジネス界ではすでに“帝国”とも呼べる規模だ。
- MLB:ボストン・レッドソックス
- サッカー:リバプールFC(イングランド)
- NHL:ピッツバーグ・ペンギンズ
- NASCAR:RFK Racing
- 放送ネットワーク:NESN / Sportsnet Pittsburgh
- ゴルフ:PGA・Boston Common Golf へも大型投資
世界中のトップスポーツに関与し、アスリート、メディア、興行まで巨大なネットワークを持つ“超”スポーツ企業だ。
今回 The Snow League に投資したのは、その中心メンバーのひとり リンダ・ヘンリー(Boston Globe Media 共同オーナー)。
「スノーボード × メジャースポーツ資本」という図式は、業界にとって歴史的な一歩といえる。
■ なぜメジャースポーツ資本がスノーボードに興味を持つのか?
理由は The Snow League が創る “新しい未来”
The Snow League は、単なる大会シリーズではない。
今回の「シーズン1」だけで賞金総額200万ドル超という、スノーボード&フリースキー史上最大規模の賞金を用意。
さらに:
- 1対1形式の革新的な競技スタイル
- 世界4ヵ国での国際シリーズ
- 放送技術とリアルタイム分析を融合した最先端のライブ演出
スポーツビジネスの視点から見ても、
「将来、巨大コンテンツに化ける可能性が高い」
という評価が集まり始めている。
FSG のような大物投資家が参入したことで、The Snow League はスポーツエンタメのグローバル舞台で本格的に存在感を放つことになりそうだ。
■ 今後の大会スケジュール
世界はスノーリーグ化していく
The Snow League シーズン1 スケジュール
- 2025年3月7日~8日:米国 アスペン・スノーマス
- 2025年12月4日~6日:中国 雲頂スキー場(Yunding Secret Garden)
- 2026年2月27日~28日:米国 アスペン・スノーマス
- 2026年3月19日~21日:スイス LAAX(ラークス)
初戦では日本の冨田せな、戸塚優斗が優勝し、賞金5万ドルずつを獲得。
FSG 参入により、選手にとっての“夢の舞台”としてもますます価値が高まりそうだ。
「レッドソックスのオーナーも参戦」──
この一言が、スノースポーツの未来を変える。
Snow League は、もはや業界内の話題に留まらない。
メジャースポーツの巨大資本が本格参入したことで、スノーボードの歴史が新しいステージに突入した
といっても過言ではない。
ショーン・ホワイトが描く未来は、確実に現実に近づいている。
●関連リンク
https://thesnowleague.com/news/the-snow-league-raises-15-million-to-accelerate-global-expansion/
【The Snow League とは】
2024年6月に発足した、スノーボードとフリースキーに特化した初のプロ・ウィンタースポーツリーグ。
設立者は、オリンピック金メダル3度のショーン・ホワイト。
シーズン1は、世界4大会で構成され、賞金総額は160万ドル(約2億3,000万円)。選手たちは各大会でポイントを獲得し、シーズン総合王者を競います。
開幕戦は米コロラド州アスペン・スノーマス(2025年3月)、第2戦は北京五輪会場でもある中国・雲頂スキー場(2025年12月)で開催。第3戦は再びアスペン(2026年2月)、最終戦はスイス・ラークス(2026年3月)で行われ、初代Snow League世界チャンピオンが決定します。
メディア権や商業パートナー戦略はRange Sportsが担当。
The Snow League公式サイト
https://thesnowleague.com/

