海外スキーヤー、スノーボーダーの嗜好に変化 ― 白馬が初めてニセコを上回る:Japan Ski Experienceが発表

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海外スキーヤー、スノーボーダーの間で、日本のスキーリゾートの人気に変化が起きている。
英語圏を中心に日本のスキー旅行を取り扱う旅行会社「Japan Ski Experience(ジャパン・スキー・エクスペリエンス)」の予約データによると、2025–26年シーズンにおいて、白馬エリアが初めてニセコを上回ったことが明らかになった。

同社の発表によれば、白馬は全体の予約の58%を占め、ニセコは42%となった。
このデータは同社が2011年から蓄積してきた宿泊予約情報に基づくものであり、主にオーストラリアやイギリスなど海外スキーヤーの傾向を反映している。

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白馬の人気上昇は、パンデミック後に再び海外旅行が活発化した2023年以降、年々加速している。
広大な地形やアルプスのような景観に加え、八方尾根やエコーランドといったエリアでの宿泊施設や飲食の選択肢が拡大したことも大きな要因である。
さらに、昔ながらの日本的情緒を残すスキー場が同一エリア内に点在している点も、訪日外国人にとって魅力となっている。

一方のニセコも、豊富な積雪量と充実したインフラを誇る世界有数のスキーリゾートとしての地位を維持しており、全体的な日本スキー市場の拡大は今なお続いている。

Japan Ski Experienceは「白馬とニセコのどちらも成長を続けており、日本の冬の観光市場が成熟し、多様化している」とコメントしている。
両リゾートでは現在も新たなゴンドラ建設や宿泊施設の拡充などが進められており、今後さらに海外からの注目が高まることが予想される。

(情報ソース:Japan Ski Experience「Hakuba & Niseko Booking Trends: Evolving Preferences」)

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