
30年の歴史を経て、夢がカタチに──“After 30 years on snow, the dream finally rides.”
1995年の創立以来、ライダーによるライダーのためのブランドとして走り続けてきたThirtyTwo(サーティツー)。
スノーボードブーツブランドとして確固たる地位を築いた同ブランドが、ついに自社のスノーボードラインを発表した。
このニュースは、業界メディアShop Eat Surf Outdoorにて正式に報じられ、ブランドの公式Instagramでも「After 30 years on snow, the dream finally rides.(雪上での30年を経て、ついに夢が走り出す)」というキャッチコピーとともに解禁された。
ThirtyTwoはブーツブランド30周年を記念して、限定スノーボードを今冬(2025年12月)に発売予定とのこと。
さらに、これは第一弾にすぎず──
2026-2027シーズンには本格的なラインナップ(全12シェイプ・108サイズ)を展開する計画も進行中だ。
つまり、
今季は“ティーザー的な限定モデル”、
来季は“フルスケールでの本格参入”という流れである。
ThirtyTwo Snowboardsのチームには、すでに4名のライダーが正式にサインしている。
- Pat Fava(パット・ファヴァ)
- Phil Hansen(フィル・ハンセン)
- Patrick Hofmann(パトリック・ホフマン)
- Brin Alexander(ブリン・アレクサンダー)
この布陣を見れば、ThirtyTwoが単なる“ファッションブランドの派生ライン”ではなく、リアルなスノーボードカルチャーの延長線上でボード開発を行っていることが伝わってくる。
特に、パークやストリートで強い存在感を放つライダーたちを中心にした構成は、「ライダーのためのブランド」というThirtyTwoらしさを象徴していると言えるだろう。
また、ThirtyTwoはInstagramで「T32M SNOWBOARD」としてボードのシルエットをチラ見せしており、今後リリースされるモデル群には、ブーツとの統一感を意識したデザイン・機能性の融合が期待される。
ブーツ、ウェア、そしてボード。
ThirtyTwoが自らの名を冠したボードを世に出したことは、同ブランドが「フルスノーボードブランド」として新たなステージに踏み出したことを意味している。
なお、現時点では国内での販売展開については明らかになっていない。
今後の公式発表やディーラー情報に注目したいところだ。
スノーボードカルチャーの最前線で長年リアルを見続けてきたThirtyTwoが作る“夢の板”。
その乗り味を確かめられる日が、もうすぐやってくる。
出典:
Shop Eat Surf Outdoor – ThirtyTwo launches snowboards
ThirtyTwo Instagram公式アカウント
 
 

