
スキーとスノーボードの“聖地”として知られるカナダ・ウィスラー。
その美しい自然と、そこに生きる人々の情熱をテーマにした最新ムービー
『Beyond The Image – Whistler Blackcomb(フルムービー)』 が公開された。
この作品は、**「写真」**という視点からウィスラーのカルチャーを描いたドキュメンタリー。
7人の地元フォトグラファーを追いながら、雪山での1シーズンを記録している。
作品では、吹雪のバックカントリー、快晴のパークセッション、静寂のアルパイン──
さまざまなシーンを通して、「一瞬を切り取る力」と「写真が人を動かす理由」が語られる。
■ 写真がウィスラーを作った
映像の中で多くのフォトグラファーが口にするのは、
「写真がウィスラーのアイデンティティを作り上げた」という言葉。
昔からスキー雑誌やポスターに載っていたウィスラーの写真を見て、
世界中のライダーたちが「ここで滑りたい」と夢を抱いた。
写真が人を呼び寄せ、やがてその人々がまた新しい写真を撮る。
そんな「循環するインスピレーション」が、ウィスラーを唯一無二の場所にしてきたのだ。
■ 女性リーダーたちの存在
作品では、山岳パトロールを率いる女性リーダーたちにも焦点が当てられる。
「山で女性が活躍する姿を見せることで、未来の世代に夢を与えたい」
そんな想いでシャッターを切る女性フォトグラファーの姿も印象的だ。
“見えることが信じることにつながる”──
映像はこの言葉を体現している。
■ 師から弟子へ、受け継がれる瞬間
若手フォトグラファーがベテランに教えを受け、
また次の世代に受け継がれていく。
その過程で「写真を撮る」という行為が、
単なる仕事や記録ではなく、人生そのものの表現であることが伝わってくる。
■ 作品を象徴する言葉
「完璧な瞬間よりも、本当の感情を写したい」
「雪と風の中にこそ、リアルな体験がある」
ウィスラーの気まぐれな天気さえも、彼らにとっては創造の一部。
この地でしか生まれない“リアル”が、作品全体を貫いている。
■ 写真が残す、文化の記憶
ウィスラーで開催されるフォトイベント「Pro Photographer Showdown」や「Deep Winter Photo Challenge」なども登場し、
いかにこの町が世界のスノーフォトグラフィーの中心地であり続けているかがわかる。
これらのイベントは、次世代の才能を発掘する場であり、
コミュニティ全体を支える大切な文化として描かれている。
『Beyond The Image』は、単なるスノームービーではない。
ウィスラーという街がどうやって世界中のスノーボーダー・スキーヤーを魅了し続けているのか、
その理由を“写真”というレンズ越しに見せてくれる作品だ。
雪山の美しさと、そこに生きる人々の情熱を感じてほしい。
Produced with support of TELUS

