
スノーボード界で注目を集める若手ライダー宮村結斗が、五輪メダリストでありコーチとしても活躍する阪西翔と対談する映像が公開された。
今回の動画は、競技の最前線に立つアスリートと、選手を導くコーチという二つの視点から、スノーボードを深く掘り下げる内容となっている。
■ 互いを知る二人の対話
現役時代から高い評価を得てきた阪西翔と、次世代を担う宮村結斗。
二人はこれまでにも練習や大会現場で関わりがあり、今回の対談ではお互いへのリスペクトをにじませながら、リアルな思いや経験を語り合った。
阪西はコーチとしての視点から「結果だけでなく、滑りの意味をどう選手自身が理解するかが大事」と語り、結斗は「勝つことだけでなく、自分の滑りをどう表現するかを常に意識している」と答える。
二人の言葉の中には、トップレベルのスノーボードに必要な“哲学”が垣間見える。
■ 技術論とメンタルの両輪
動画内では、トリックの精度や練習の積み重ねだけでなく、競技を続ける上でのメンタルやモチベーションについても深く掘り下げられている。
結斗が「スランプのときこそ自分を見つめ直す時間」と語る場面や、阪西が「教えることで自分も成長している」と話す場面は、どの世代のスノーボーダーにも響く内容だ。
■ 未来を見据えて
対談の終盤では、二人が今後のスノーボードシーンの可能性について語り合う。
「日本のレベルは確実に上がっている。次の世代がどう育っていくか楽しみ」と阪西。
結斗も「海外に負けない環境を自分たちが作っていきたい」と意欲を見せた。
世代を越えてつながる二人の言葉は、スノーボードという文化そのものの未来を感じさせる。
■ おわりに
単なるインタビューではなく、“スノーボードという生き方”をテーマにした今回の対談。
滑ることの楽しさ、挑戦する意義、そして仲間との絆——。
そのすべてが詰まった31分の映像だ。
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