
二度のオリンピック金メダリストであり、スノーボード界のアイコン、ジェイミー・アンダーソン(34)が競技シーンに戻る。
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック出場を目指し、ワールドカップへの復帰を発表した。母となっての挑戦となる今回、果たして現在レベルアップした女子スロープ界でどこまで実力を発揮するのか。元祖女王のパフォーマンスに期待が高まる。
アンダーソンは二人の娘の誕生を機に競技を離れていたが、今度は母としての新しい章を切り開く。長女ミスティ・ローズ(2023年3月生まれ)、次女ノヴァ・スカイ(2025年4月誕生)とともに、再び世界の舞台に挑むことになる。
「この機会に復帰できることにワクワクしています。そして、他の女性や母親たちに『私たちもできるんだ』と感じてもらえたら嬉しいです。母親として戻ると“特別な力”を得られると言う人もいますが、それがどう作用するか楽しみですね」とNBCのインタビューで語った。
栄光のキャリア
- 2014年ソチ五輪で女子スロープスタイル初代金メダリスト
- 2018年平昌五輪で二大会連続の金、さらにビッグエアで銀メダル獲得
- X Gamesで通算21個のメダル(史上最多の女性選手)
- ワールドカップ11勝、世界選手権2度のメダル
- ESPY賞「女性アクションスポーツ部門」5度受賞
母としての新たな挑戦
近年は家族と過ごす時間や映像プロジェクトに注力。フィアンセのタイラー・ニコルソンと制作したバックカントリー作品『Great Alaskan Adventure』では、幼い娘を連れて大自然を舞台に冒険する姿を記録した。
また、2024年のナチュラルセレクション・ファイナルでは3位に入り、依然として世界トップレベルの実力を証明している。
社会活動と環境への取り組み
アンダーソンは、自身の財団「Jamie Anderson Foundation」を設立し、子どもたちのスノーボード体験や道具提供を支援。さらに環境保護団体Protect Our Winters(POW)と連携し、気候変動への意識啓発にも積極的に取り組んでいる。
ミラノ・コルティナに向けて
現在、アンダーソンは米国チームの一員としてニュージーランド合宿に参加中。
残り2か月で始まるオリンピック予選に向け、母として、そしてレジェンドとして再び挑戦の幕を開ける。
📌 引用元: U.S. Ski & Snowboard
「Two-Time Olympic Champion Jamie Anderson Returns to Competition」
By Sadie Texer – Hydro Flask U.S. Snowboard Team (2025年9月10日)
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