
スノーボード競技の中でも、最もエキサイティングかつ競技人口の多さから“最激戦区”とされるスロープスタイル/ビッグエア。
その中で日本は、世界トップクラスの実力を誇り、W杯では常に誰かが表彰台に立つほどのハイレベルを維持している。
特に男子では、W杯種目別で総合優勝を果たした長谷川帝勝、『X Games』ビッグエア初出場で史上初の6回転半(2340)をメイクし優勝した荻原大翔、さらに世界選手権ビッグエア金メダリストの木俣椋真など、スーパータレントが顔を揃える。
そんな中、限られたオリンピック出場枠“男子4名”の座を懸け、代表選考争いに挑むのが宮村結斗。
2026年ミラノ・コルチナ五輪でのメダル獲得を目標に、埼玉クエストでビッグトリックを磨く若きライダーに話を聞いた。
インタビュアー:飯田房貴
カバー写真:@isami_kiyooka
協力:SANDBOX代理店 フィールドゲート社、埼玉クエスト

──今回、埼玉クエストを練習場所に選んだ理由は?
昔は大阪キングスに通っていたんですけど、最近は埼玉クエストやSLAB立山のようなキッカーのサイズが大きい施設で練習しています。技の練習には、ある程度のサイズが必要なので。
今の時期はまだ涼しいので、暑くなる前に埼玉で集中的に練習して、気温が上がってきたら立山に移動する、という流れです。
──なるほど。涼しい時期に埼玉クエストのビッグキッカーで練習を重ねているんですね。立山と埼玉で、気候以外の違いは?
一番の違いはサイズですね。埼玉の方が大きいです。
あとはブラシが違っていて、立山は「キングスブラシ」(※最近はSNOWTURFという新しいブラシが小さいキッカーにのみ採用)、埼玉は「クエストブラシ」を使っています。立山のブラシは毛が短くて寝ている感じで、地面を直に感じることができます。一方、クエストのブラシはエッジがかかりやすくて、多少雑に滑っても問題ないです。
──クエストの方が簡単ということ?
そうですね。難易度でいえばクエストのほうが易しいです。ただ、それが良いかどうかは人によります。
「キングスブラシの方がシビアで練習になる」と考える人もいれば、「クエストの方が実際の雪に近くてシミュレーションしやすい」と感じる人もいます。
──ジャンプの形状はどう違う?
立山はリップがの角度がかなり上がっているけど、埼玉はそこまでではないです。最近の大会ではアプローチが寝ているキッカーが多いけど、2023年のW杯カッパー(アメリカ・コロラド州)みたいに上がっているものもあります。
──アプローチが上がっている方がトリックはやりやすい?
人によりますけど、僕は上がってる方がやりやすいです。ただ、怖がる人もいますね。いろんな形状に慣れておいた方がいいので、僕は立山にも埼玉にも両方行っています。
──一人で練習するのは大変じゃない? コーチや仲間は?
埼玉は本当に知り合いが少なくて…。平日はセッションは3つ(13時半〜16時、16時半〜19時、19時半〜22時)あるんですが、夜の部(19時半〜22時)は、(一番巨大なメガキッカーで)僕一人だけが飛んでいることもあります。
──孤独ですね…。
でもその分、自分と向き合える時間になります。第1、第2セッションは軽トラで上まで送ってもらえるんですけど、第3セッションは自分でハイクアップです。のんびりできるのはいいですね。
──1日のスケジュールはどんな感じ?
昼に滑って夜は休んだり、逆に昼は休んで夕方から夜まで滑ったり、1日中滑ったり体調と相談しながら調整しています。あとは暑すぎたら昼を避けて、夕方から滑ることもあります。天気と身体のコンディションを見ながら動いていますね。
あまりに暑いと、昼のセッションを休んで第2・第3セッションから参加することもあります。
──1日に飛ぶ本数って、どれくらい?
混雑状況にもよりますけど、スムーズに行けばどんどん滑れます。1セッションでだいたい20〜30本。全部合わせると、1日で100本近く滑っていることもあります。
──え、そんなに!? 自分で数えてるの?
いや、iPhoneで動画を固定して撮ってるので、それを見て「何分おきに滑ってるか」から逆算して把握しています。
──へぇ、自分で置いて撮ってるんですね。それを見返してジャンプフォームを確認してるんだ?
はい。毎回チェックすることもあるし、感覚で調整して、セッション後にまとめて見ることもあります。ただ、面倒なときは撮らないこともあります(笑)。
──なるほど。ところで今回は、どんなことを重点的に練習してるんですか?
今は、とにかく大会で使うトリックの本数をこなして、精度を上げることを重視しています。
──たとえば、どんな技を?
フロント1800、スイッチバック1800、バック1980、フロント1980あたりですね。埼玉では、その辺の技を重点的にやっています。
──新しい技にも挑戦してるんですか?
できれば挑戦したいですが、まずは大会で確実に使えるトリックのクオリティを上げるのが優先です。
──実際の大会のキッカーと、埼玉のジャンプってサイズ感とか違いますか?
サイズ自体はそこまで気にしていませんが、山のキッカーに比べて立山、クエストでは「回しやすさ」が全然違いますね。そこは意識しています。ただ、やっていることの本質はそれほど変わらないです。
──大会では、練習していないトリックはやらない?
基本的に、練習してない技は本番ではやりません。やったとしても、立てない事が経験上多いです。だからこそ、事前の練習でしっかり仕上げておく必要があります。
──練習イメージというか、具体的な目標を決めている?
そうですね。例えば、他の選手が「100〜120%」の力で出すようなトリックを、自分は「80%」くらいの感覚で出せるようにしたい。それくらいの余裕を持って技を出せるようになるのが理想です。簡単なことではないですけど。
──今、挑戦中の新技は?
新技ってわけじゃないんですけど、集中して練習しているのがフロント18とフロント19です。
ビッグエアに向けては、その2つですね。
――もうメイクはしているんですよね?
はい、すでに練習ではメイクしています、まだ大会では立てたことがなくて…。
2回くらいトライしてるんですけど、メイクできていないです。
だから、しっかり大会でもメイクできるレベルまで持っていきたいなと。
――なるほど。自信持って出せるくらいまで?
そうですね、「もう余裕です」って言えるくらいまでやり込みたいです。
――今まさにそれに取り組んでるんですね。調子はどうですか?
うーん、まだそんなに練習できてるわけじゃないんですけど、少しずつ良くなってきてます。
これからもっと本数こなして、感覚を上げていければなって感じですね。
――そのために埼玉クエストでの練習も大事ですよね。ほかに体づくりとか、何かやってますか?筋トレとか。
日常的なトレーニングはしてます。でも僕、ジムには行かなくて。
自重トレーニングですね。マシーンを使わないで、自分の体重だけでやるトレーニングとか。
あとはランニングもたまに。そんなにハードなことはしないですけど、ちょこちょこと。
――なるほど。競技に向けて、体のメンテナンスみたいな感じですね。
そうですね、特別なことというよりは、普通のことをちゃんとやってる感じです。
リカバリーとか、体の感覚を保つための維持みたいな。
――シーズンオフでも、冬に向けて意識は保ち続けてる?
そこからまたレベルを上げていく、っていう感じです。
――それを本番の現場で出せるのって、すごい能力ですよね。
本当にそう思います。
現場での練習時間ってすごく短いんですよ。
――そうなんですか?
はい。たとえばビッグエアとかだと、大会によって違いますが短いと練習が1時間半×2日間って感じなんです。
もうほんとにちょっとしか滑れないんですよ。
――えっ、それは少ないですね。
そうなんです。
長いところでも2時間を2回とか。本数で言うと20本くらいですかね。
それで次の日が予選だったりするので、もうホントに少ししか滑れないです。
――しかも初めての会場とかだと、ジャンプ台も初見ですよね?
そうですね、僕はまだワールドカップに出始めなので、初めての会場ばかりです。
「初めまして」のキッカーを飛んで、1日目に10本も飛べるかどうかってところで、2日目にまた10本くらい。
で、その夜に予選っていうスケジュールです。
――みんなそうなんですね。想像以上に大変そう…。
そうですね。たとえばジャンプが2日間の練習で20本できるとして、2方向練習しようと思ったら、綺麗に割ると1方向10本ずつって感じになる。
ビックエアの大会には2方向必要なので、少ない練習時間でしっかり仕上げることが必要になってきます。
――その練習の組み立てって、自分でやるんですか?それともコーチがアドバイスくれたり?
基本的には自分で考えて、「こういう感じでやります」ってコーチに相談する感じです。
「それでいいね」みたいなやり取りですね。
――ナショナルチームでも、そういう自己判断が多いんですか?
人によると思います。
コーチが完全に組んでくれる人もいるし、僕みたいに自分で考えてやる人もいます。
中には親と相談してる選手もいるみたいです。
――えっ、親と?
親と相談してるかは分からないけど、「こう考えてるんだよね」って話をして、「それいいんじゃない」っていう会話をしてる人はいると思います。
――ユウトは自分で?
僕は基本、自分で考えて、コーチに確認してもらうスタイルですね。
ワールドカップって、めちゃくちゃ複雑なことはないので、ある程度自分でも分かります。
「これくらいやっとかないとダメだよな」って感覚ですね。
──何かうまくいった時とか、逆にダメだった時に、「これをやったから良かったな」みたいな要因ってあったりする?
そうですね、今シーズンで言えば、結構自分の中で戦い方とかトリックの選び方を色々試してて。前半は色々試行錯誤してたんですけど、なかなか成績が出なくて…。でもその中で「どうやったら結果的に順位が上がりやすいのか?」って考えて、少しずつ改善していった結果、最終的にアスペンで3位になって、世界選手権でも5位という感じで、徐々に良くなっていったなって思ってます。自分なりの戦い方が見えてきたというか。
──「これぐらいでいいや」とか、「出しすぎないように」って考えたりもする?
そう言うのはあまりないですね。
僕の場合は、公開練習の使い方だったり、本番のトリックの出し方や選び方、あとは気持ちの持っていき方が大事ですね。大会の時にどういうメンタルで臨むか、というのが。
──他の選手の状況もある中で、どうトリックを決めてるのか気になるんだけど、自分の実力を出せない状況もあるよね。
そうですね。僕はあまり周りを気にせず、「自分が何できるか」っていうのを考えてます。周りのレベルは大体わかるんで。だから、自分の中でできることをしっかりやって、その結果が予選通過や表彰台につながればいいなって。
──予選のラインや表彰台を狙うためのラインを考えるというより、自分のベストを出す、という感じ?
はい。予選通過ラインとか、メダルを取るためのラインっていうのはあまり意識しないですね。もちろん、それを考えた方がいい人もいると思うんですけど、僕は考えない方がパフォーマンスが良いって気づいて。それも今シーズンの途中でいろいろ試していてわかったことです。
──どういう気持ちで大会に挑んだ時に調子が良かったか、みたいな?
そうです。「自分のできることをちゃんとやろう」と思って臨んだ時と、「金メダルを取ってやろう」と思って臨んだ時、どっちの方がいい滑りができたかを振り返って、自分に合っている方を選ぶようにしました。僕の場合は、自分ができることをやるっていう方がうまくいった感じです。
──その結果、メダルが取れるようになるところまでレベルを持っていくのが練習、ということ?
そうですね。それが僕の考える練習の目的かなと。メンタルの持っていき方って、本当に大事だと思います。
──同世代のライダーの存在とかは気にする?意識しないようにしてるのかな?
あまり意識してないですね。仲のいい友達って感じです。一緒にゲームしたりもしますし。
──大会の映像見てても、選手同士の雰囲気がすごく良くて、いい演技には「やったね!」って感じだよね。でも自分だったら「くそー、あいつ転ばなかったか」って思っちゃいそう(笑)
まあ、それもメンタルの世界ですよね。誰かが滑ってる時、自分も競技中だったりするので。例えば1本目終わって他の選手が滑っている時でも、見ない人が結構多いんですよ。僕も大会中はあまり見ないですね。
──へえ、他の選手の滑りを見ない人って結構いるんだ?
ちょこちょこいますね。周りの選手を見ずに自分の滑りに集中して、得点も見ない、みたいな。結構います。
──得点も順位も見ないで滑るってすごいね。
はい。僕は得点は見ますが、他の選手の中には3本目を滑る時に、自分が1位だって知らずに滑る、みたいな人もいます。
──そんな人いるの!?
います。しかもコーチもそれを分かってるから、順位とかはあえて言わないんですよ。
──すごい世界だな。
自分の限界に挑戦する──そんな感覚ですね。
僕は1本滑り終わったあとに点数を確認するんですけど、まあ、別に見なくてもいいんですよ。ただ、次のライディングまで時間が空くから、つい見ちゃう。でも、極論を言えば、点数は見ない方がパフォーマンスは上がる気がしてて。
点数が出るとか出ないとかって、正直、あんまり必要ない要素だと思ってるんです。だって、それって他人の評価じゃないですか。でも選手って周りの評価とか関係なしに、自分の中の感覚を頼りにパフォーマンスを上げていくものだと思うので。
──他の選手の点数とかも気にならない?
見ちゃうと、自分の点数が高いか低いか比べちゃって、気持ちがブレるんですよ。だから、自分の点数だけ軽く確認するくらいがちょうどいい。実際には僕も見ちゃってますけど、本当は見ない方がいいんじゃないかなって、いつも思ってます。
結局、スノーボードって“自分との戦い”なんですよ。他のスポーツには相手の動きに対応する競技もありますが、スノーボードはそういった競技じゃないから、他の選手が何をやろうと、自分がやることは変わらないんです。
──スロープスタイルとかビッグエアって、スノーボードの中でも一番激しいカテゴリーじゃない?しかも日本は、その中でもトップレベルにいる。
うん、確かに。でも、正直言うと、実力の差ってそんなにないんですよ。誰が出てもおかしくないし、誰が勝ってもおかしくない。
自分が出る自信はあるし、今はその代表争いも楽しんでますね。
「戦ってる」っていうよりも、「目標に向かって進んでる」って感覚に近い。目標は、オリンピックに出場してメダルを取ること。そのために、“そうなれる自分”になるように、日々練習してます。
──もう来年だもんね。あと半年ちょっとくらい。
そうですね。6ヶ月ないくらい。オリンピックの選考も、今後のワールドカップの成績次第で決まってきます。
今はすでに選考基準も出てて、オリンピック代表になれる可能性があるのは6〜7人くらい。
ワールドカップに出場してないと、そもそも選考の対象にもならない。だから、まずはワールドカップに出られるかどうかが重要です。
──ナショナルチームの今の体制ってどう感じてる?
うーん、他の国の事情は詳しく知らないけど、コーチの数とか見たら、日本が世界一待遇いいんじゃないかなって思います。遠征にもちゃんと連れてってくれるし、サポート体制はしっかりしてますね。
サポート人数だけで言ったら日本が一番多いと思います。
── え、何人くらいで行ってるの?
世界選手権とかだと、トレーナーが2人。あと、コーチ+スタッフで何人かいて、ワックスマンもいて…全部で7人とかじゃないですかね。
── それ多いんだね。
多いですね。他の国だとアメリカとかも多くて4〜5人くらいな気がします。日本は選手の数が多いのでその分スタッフの数も多くなって来るとは思いますが 。
── ワールドカップなど海外遠征は多いと思うけど、英語結構喋ってるの?
適当な英語ですね(笑)。今ちょっと勉強してます。選手同士だとまあ雑でも通じるので。
── 日本には、メダル狙える素晴らしい選手が多いけど、外国人選手で気になる実力者は?
オーリー(※オリバー・マーティン)っていうアメリカの若手選手ですね。
世界選手権3位の。僕より年下だけど、めちゃくちゃ上手いです。まだワールドカップ出始めたばっかですけど。
── スロープスタイルもうまいんだ?
そうですね。競技がめっちゃうまい感じです。
── 自分で違いを感じたりする?例えば「この人は競技っぽい」とか「自分はスノーボーディングしてきたな」みたいな。
自分では、競技者寄りの滑りだなって思ってます。もっとスタイルある日本人ライダーもいっぱいいるし、「俺が同じ技やってもこんなにカッコよくできないな」ってよく思います。
── SNSとか見てて?
そうですね。
── 自分の好きな技ってある?
ジャンプだったら、フロントサイドとかバックサイドですね。特にフロントは自分でも一番軸がうまいと思ってます。
── どんな感じ?
「薄軸のインディ」って感じです。軸をちょっとずらしてる。シックスとかのやつ。
バックサイドは、レッド・ジェラードの参考にしてます。 フロントはショウさん(阪西 翔コーチ)に教えてもらったやつ。完全に真似してるわけじゃないですけど。
日本人ライダーの「全見え(ゼンミエ)」って呼んでますね。僕のSNSなどで動画見てもらえればわかると思います 最近流行ってきている「軸をずらした」トリックですね。ココモ(※村瀬心椛)もやってるようなスタイルです。
──でも、その一見マニアックなトリックって大会でちゃんと評価されるの?
うーん、最近はむしろ、綺麗な軸よりも「ちょっと変な軸」の方が点が出やすい傾向があるんですよね。本来なら逆な気がするけど、まあ大会や場所によって違いますね。
例えば中国では僕がやるような軸はあんまり点が出ないです。でも中国以降の大会になると、逆に点が出たりするんですよ。 単純に毎年中國が初戦になるので、そこから次第にトリックのクオリティが上がっていき 、それに伴って点数が出るようになっているとも言えますね。

──アメリカで3位に入りましたね?
そうですね。アスペンの大会のあとです。
アスペンでの3位は、僕がやったトリックはバック18とフロント16。周りの選手に比べるとやや難易度の低いトリックだったんですが、完成度が完璧だったので点数が伸びて3位に繋がったんだと思います。
──一見すると、大会評価基準では難しいと言われるスタイルをちゃんと評価してくれるジャッジがいるの?
いると思います。 最近は本当に「変な軸」の方が点が出やすいです。綺麗でロジカルな軸より、「え、今の動きどうなってるの?」みたいな、オリジナリティあるトリックの方が評価されやすい感じです。 そうしてみると、スタイル=オリジナリティみたいなところもあるかもしれません
──それ、面白いね。
そうなんですよ。「こうやったら簡単に回れるよね」っていう動きって、日本人がやると本当に簡単に見えちゃうんです。
でも、実はそのレベルに到達するまでがすごく大変で、ある意味で難しいんですよ。 何年か前までは、その綺麗さが評価されてる時期もありましたが、今では 見た目が簡単そうに見えるから、「あれは簡単でしょ」みたいに思われがちで。
で、最近はそういう綺麗さより、「何その動き?意味わかんないけど超むずいじゃん」みたいな、オリジナリティのあるものの方が評価されるんですよね。
──基本的には、点数も意識するとは思うけど、やっぱり「自分がやりたい技」を優先してる?
そうですね。僕はそんなにトリック数が多いわけじゃないので、「やりたい」というか「できるやつをやる」って感じですね。
ビッグエアに関しては、僕はフロントとバックだけです。(※縦を織り交ぜずに横回転だけということ)
──じゃあちょっと話を変えて、オフの日とかリラックス方法って何かある?
カメラで写真撮ったりしてますね。 2年前くらいにカメラ買って、フジフィルムのミラーレス一眼ですね。インスタでも載せています。趣味にしてはちょっとオーバースペックかも(笑)

──ギアへのこだわりはありますか?
ウェアは昔から使ってるクイックシルバーをずっと使ってて、サンドボックスとサロモンも昔から使ってて変えてないんですよね。だから、何とも言えないんですけど、昔からの繋がりもあって、そのメーカーの人とかライダーも大好きなので。 道具自体もそうだけど、僕は昔から安定してずっと同じものを使ってるって感じですね。

──SANDBOXからシグネチャーモデルが出るって聞いた時、どう思った?
びっくりしましたね。「出せるんだ!?」って。
普通、ヘルメットでシグネチャーモデルってあんまりないですもんね。
──それだけ本社(サンドボックス)が、ユウトに対して高い評価をしているのだと思います。
最後に改めて、来るべきシーズンに向けて、目標を教えてください。
2026年のオリンピックで金メダルを獲得できる人間になります!

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