ブラッコムのグレーシャー、今夏からクローズへ――“夏スキーの聖地”が抱える現実

(かつてサマーキャンプが行われていた時期には、DMKでも毎年取材していた。)
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30年以上にわたり、世界中のスキーヤーやスノーボーダーが集まったウィスラーのホーストマン・グレーシャー(ブラッコム山の頂上エリア)が、今後しばらくの間、夏のスキーキャンプ開催を中止することがあきらかになった。

近年、ナショナルチームのキャンプなど、一部、フリースタイルスキーのキャンプが、細々と行われていたが、それも遂に消滅。

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理由は、雪の減少と氷河の融解により、安全な運営が困難になったため。カナダ国内のナショナルチームをはじめ、数々のオリンピアンを輩出してきたこの場所の喪失は、「スキー界全体への打撃」とも語られている。

氷河の後退が進む今、ウィスラーの夏は新たな局面を迎えている。スポーツ界だけでなく、自然環境の変化をリアルに感じさせる出来事だ。

このニュースについては、CBCによる現地レポート動画で詳しく伝えられている。

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