日本でのビッグエアW杯開催断念 費用不足で2025年大会中止、2026年に向け再始動」

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スノーボード界で日本初のビッグエア・ワールドカップ開催を目指してきた佐藤YASコーチが、YouTubeチャンネル「ポーザーズチャンネル」にて、2025年大会の開催中止を正式に発表した。

当初、2025年12月に川崎市・等々力野球場での開催が計画されていたこの大会。しかし、ジャンプ台の設営などを含む総予算約6億5,000万円〜7億円に対し、チケット収入やスポンサー支援を合わせても調達可能な資金は約4億〜4億5,000万円にとどまり、最終的に約2億円の資金不足がネックとなった。

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「ジャンプ台の設営費だけで莫大な金額が必要。1億円の不足でも、そのリスクは大きい」と語った佐藤コーチ。さらに、等々力野球場周辺の再開発や搬入スペースの制約など、会場面での課題も浮上したことが中止判断の一因となった。

興味深い点として、動画では中止発表と同時に「開催予定地が川崎市の等々力野球場だった」ことが初めて明かされ、これまで伏せられていた舞台裏が注目を集めている。

しかし佐藤コーチは、「ここで諦めるわけにはいかない」と強調。2026年の開催に向けて新たな会場候補と共にプロジェクトはすでに動き出しており、今後はより具体的な支援方法や情報を発信していく意向だ。

「世界選手権で表彰台を独占するほどの強さを持つ日本の選手たちに、国内でW杯の舞台を用意したい。その熱意は変わらない」と語る佐藤コーチ。今後の進展に期待が集まる。

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