今、破竹の勢いでスノーボード、スケートボード市場にシェアを伸ばしているブランド、AWSM(オーサム)。ご存知、トースタイン・ホグモが始めたブランドだ。
ブランドが正式に動くようになってから、まだ4ヶ月足らずというのに、すでにその影響力は大きく、その成長ぶりはミラクル・ストーリーとも呼ばれる。
そのAWSMの舵取りを任されているのは、トースタイン同様にオーナーの一人であり、またCEO(最高経営責任者)のパトリック・キーナーだ。
ブランド・ストーリーやこれからの展望を伺ってみた。
Interview by Fusaki Iida
そもそもAWSMは、どのように始まったのですか?
2009年、トースタイン・ホグモとアンドレアス・ウィッグが立ち上げたんだよ。
最初の頃はまだステッカーとか作っていたぐらいの状況で、特にプロダクトがあったわけではなかった。ともかく、その時、何かやろうとう機運は高まっていたけど、今のようにベルトが作られていたわけでなかった。
オレとトースタインたちを仲介したニンジャという奴がいて、実際にオレが入ってからプロダクト製作が実現されるようになったんだ。そして、今のようにライフ・スタイル・ブランドとして活動するようになったんだ。
それでは、オーナーは、あなたとトースタインとアンドレアス?
ああ、他にもニンジャ、そしてマーク・マクモリスも加わっているよ。
なるほど、道理でマークもメチャクチャ、AWSMに力を注いでいるわけですね。
そのニンジャという方は、今、どこで何をしている方ですか?
ニンジャは、フロリダにいて、ろくに仕事はしてない。時々、請求書だけ送ってくるよ(笑)。
ハハ(笑)、じゃあ、僕みたいな人だ。
AWSMは、どんな商品をリリースしていくブランドですか?
オレたちは、どっかのブランドのように、手広くいろいろできるわけではない。
だけど、オレたちがやることは、どこにも負けないプレミア感を出してやっていくよ。
それが、AWSMブランドの指名。本気で出すベルトはどこにも負けない。
これからベルト以外にも、みんなが驚くようなクオリティの商品をリリースしていくから楽しみにしていてほしい。
オレたちのブランドはライダーが最強過ぎるから、どうしてもそのへんのクオリティ感というところが伝わらないかもしれない。
だけど、実際にはクオリティこそ、オレたちのセールスポイントでもあるんだ。
確かにこのベルト1つにとっても凄いですよね。収縮性がある機能など、ある老舗ショップの方は、「名品」と言ってました。
AWSMのベルトは、独創的でひじょうにユニーク、且つ機能的なんだ。
このニコル・ベルトは、収縮性あるので、スポーツをやる人に抜群だよ。この秋リリースするものは、強度が高いプラスチック素材で、飛行機のX線で作動されないようになっているし、よりスケーターに好まれる機能にもなっている。
シューレースのベルトも、単に細い紐だけのものだけでなく、ズボンが下がらないように太い部分と合わせた形にするんだ。
(左、発売するなり世界中で瞬く間に大人気となったニコル・ベルト。右、AWSMが提案する新しい形のリーシュ・ベルト。)
こういうベルトは、見たことがないです。
そう、誰もやっていない、オレたちだけのものなんだ。
あと、Tシャツやフーディにしても、型からオレたちで決めたすべてカスタムもの。
この価格帯で、カスタムしているのは、どこにもないだろう。
このへんもAWSMの真骨頂だよ。
他にはどんな商品を?
バックパック、ヘッドフォンなど。
バックパックは、お医者さんと相談しながら作ったもので、かなり重いものでも負荷を感じないようにしている。なおかつ、カッコ良いデザインさ。
ヘッドフォンは、アメリカの車の音響メーカーとして有名なKICKERが協力してくれて、アクションスポーツ界で最高の商品に仕上げるよ。
どっかのブランドのようにイメージだけってことはない。オレたちが作るのは、リアルに音が良くて、ブランドイメージも高くカッコ良いものだね。
こういったデザインは、誰がするのですか?
自分を始め、他にも2名。そしてライダーが協力してくれたり。
オレは、15年間、一流アクションスポーツメーカーでバックパックなどデザインして来たから、バックパックには誰にも負けない自信があるんだ。
間違いなく、スケーターやスノーボーダーにとって、最高のモノを作る。
具体的に言うと、シューズを仕舞えたり、ノートPCを仕舞えたり。
機能的なポケットがあって、なおかつデザインが良いものだね。
それにしても、凄い電話の数ですね?
(※インタビュー中に何度も電話が掛かって来ていた)
息抜きには、オフィス裏の倉庫にあるランページでスケーティング! |
ああ、朝早くから遅くまで、一日こんな状況だよ。
会社は、朝8時から夕方5時までだけど、基本的に家の前でもパソコンの前に座って、夜中2時頃まで仕事しているね。
だけど、AWSMの仕事は、おもしろいから苦ではないけどね。
息抜きにオフィスの倉庫に作ったランページでスケートしたりしているよ。
ここにいる、みんなが人生を楽しんでいるんだ。
楽しむ気質って、クリエイティブなブランドを行うカンパニーにとっては、大切ですよね。
そう、おもいっきり楽しむから、良い発想が浮かぶんだ。
そして、僕たちに関わった人たち、みんなを幸せにしたい。
AWSMというブランドを通して、アクションスポーツを楽しんでほしいし、僕はスノーボーダーやスケーターのサポートをしたいんだ。
パトリックは、元スケーターのライダーだったのですか?
オレも目指していたけど、ケガをして諦めたよ。それで、ブランドの仕事をずっとして来た。
クリスチャン・ホソイも、その時からのお付き合い?
クリスチャン・ホソイとも親交が深いパトリック。AWSMを盛り上げるため手を取り合った。 |
ああ、オレが以前、デザインした商品のライダーだったんだ。その流れで、AWSMのライダーになってくれた。
彼は、犯罪歴があるけど、今は心を入れ替えて、本当に素晴らしい人物さ。
ぜひ、日本に行きたいと言っているから、サポートして実現させてあげたいんだ。
ヤバっ!もし決まったら、凄いですね!!
やはり、ライダーたちも積極的に商品作りに参加しているのですか?
もちろん。スノーの方では、特にアンドレアス。本当にユーザーの気持ちを理解し、しかもこれまでに誰もやって来なかったアイデアを提供してくれるんだ。アンドレアスは、トースタインよりも年齢が10ほど上だし、さすがこの世界でずっと活躍して来たプロフェッショナルという感じだね。彼は天才だよ。
最後に、今後の展望を。
まだ正式に会社を動かしてから、4ヶ月ほどだけど、ずいぶんと形になって来た。
あまりにも早い成長で、会社の看板する今日、掲げれたところだよ(笑
よく周りからも、「この短い期間でもの凄い成長。」と驚かされる。
だけど、オレたちには止まっている暇はない。これからもガンガン攻めていくよ。
他ブランドから、コラボレーションの話も結構、来ているから、そのへんも楽しみだね。 まあ、まだ話せないけど、ビックリするようなニュースもあるので、その時にはぜひdmkニュースで載せてくれ。
ありがとうございます。
最後に日本のみんなにメッセージを一言。
AWSMに関わったファミリーをすべてを幸せにする。
これからも、ライフスタイル・ブランドとして、オレたちだけのものを出して行くよ。
ぜひ、日本のみんなにもAWSMの楽しさを伝えたい!
AWSM BRAND STORY
そのライディング・スタイルで世界のスノーボーダーたちを魅了し続けるライダー、トースタイン・ホグモ。
2009年、盟友アンドレアスと共に始めた時、AWSMは、ステッカーから始まった。
彼のパフォーマンスから生まれる自己表現(Self-expression)への飽くなき探求心(Passion)を注ぎ込んだプロダクトを!
High Quolity、Perforamnce、時には社会シーンへの痛烈なアンチテーゼを!
そしてファッショナブルに、自由を!!
リアルな"FUN"を求める全ての人たちへ向けて、
2011年。遂に AWSMはプレミアム・ライフスタイル・ブランドとして始動した。
AWSM TEAM
TORSTEIN HORGMO, MARK MCMORRIS, ANDREAS WIIG, CRAIG MCMORRIS
CHRISTIAN HOSOI, RYAN DECENZO, SCOTT DECENZO
AWSM Japan Facebook
http://www.facebook.com/AWSMBrandJapan
AWSM お問い合わせ先
(株)フィールドゲート
ディーエムケー・グローバル事業部
Tel: 03-5825-8187
e-mail: [email protected]