
“地球上最強ライダー決定戦” と称される Natural Selection Tour のレベルストーク大会が、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の豪雪地帯で開催された。
優勝は 男子ストーレ・サンドベック(ノルウェー)、女子スペンサー・オブライアン(カナダ)。
今大会は2日間にわたって行われ、王者トラビス・ライスはまさかの1日目敗退。
また、日本人選手として初めて参戦した佐藤亜耶も、1日目のラウンド2で惜しくも敗れた。
大会フォーマット(1日目)
- 女子1日目は8名のライダーが出場
- 3ラウンド制(各ラウンド2セッション)
- 1人1本のラン
- 上位4名が2日目へ進出
佐藤亜耶の戦い
1本目
佐藤は持ち前のテクニカルなパウダーターンを披露しつつ、最初のジャンプでフロントサイド360に挑戦。しかし、着地後に転倒してしまう。
続くジャンプではクレイルをクリーンに決め、さらに3発目にはメソッドエアを披露。
しかし、ランディング後のスピードが乗りすぎたため転倒。
難関の連続ピローラインも慎重に攻めたが、ジャンプドロップ後にやや乱れた。
それでも完走し、観客の声援を受けながらゴール。スコアは40.3ポイント7位 につけた。
2本目
ファイナル進出を狙う佐藤は、1本目と同じく最初のジャンプでフロントスリーを成功させる。やや着地が乱れたものの、なんとかメイク。
その後のジャンプやターンもスムーズにつなげた。
しかし、滑るラインの選択ミスか、あるいは体力的な問題か、終盤のライディングではやや安全策をとる印象に。
結果、スコアは63.0ポイントまで伸ばしたものの、2日目のファイナルトーナメント進出はならず、ラウンド2で敗退した。
日本人初の本戦出場、大きな快挙
今回 佐藤亜耶が本戦に出場 できたことは、日本のスノーボードシーンにとって大きな快挙だ。
北米の激しい急斜面のパウダーで、さらにジャンプを交えたパフォーマンスを求められるこの大会は、
プロスノーボーダーの彼女にとって 貴重な経験 になったに違いない。
さらに、オリンピックやワールドカップとは異なり、日本人コーチもいなければ、日本人の仲間もいない環境での挑戦。
慣れない英語環境の中、ライダーたちは温かく迎えてくれたが、孤独な戦いだったことは想像に難くない。
それでも、彼女は 日本人として初めて本戦に出場 し、その存在感を示した。
この挑戦に、心からの拍手を送りたい。

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