
ビールが切れたので酒屋に行ったところ、入口近くのメインコーナーからアメリカ製のアルコール類がごっそり消えていて驚きました。
カナダの人たちは怒っています!
カナダでは、アメリカのトランプ大統領が関税を課す方針を打ち出したことや、「カナダをアメリカの51番目の州にする」といった発言に反発し、首都オタワや最大都市トロントを抱えるオンタリオ州では米国産の酒類を撤去。さらに昨日、私が住むウィスラーのあるBC州でも撤去が決まりました。
昨日のニュースで発表されたばかりなのに、酒屋の棚からアメリカ産の商品がすっかり消えていました。この動きからも、カナダ人の怒りが感じられます。

アメリカ製品の不買運動などの文脈で、カナダ製品を推奨するスローガンとして使われます。
春休みはカナダ人にとって家族旅行のシーズンですが、今年は多くの人がアメリカ以外の旅行先を選んでいるそうです。
ニュース報道によると、カナダの旅行代理店のデータでは、今年2月のアメリカ各都市への旅行予約が前年同月比で40%減少。過去3カ月で5人に1人がアメリカへの旅行をキャンセルしたとのことです。
さらに、スーパーマーケットなど日用品を扱う店舗でもアメリカ製品の不買運動が広がっており、この動きがどこまで影響するのか注目されています。
もしかすると、この流れはスノーボード業界にも及ぶかもしれません。
例えば、アメリカのマービンファクトリーで生産されている リブテック、グヌー、ロキシーや、コロラド州デンバーの自社工場で作られているネバーサマー などのブランドは影響を受ける可能性があります。
また、シムスやシグナル など、アメリカの象徴的なブランドイメージを持つメーカーも、カナダ人の間で敬遠されるかもしれません。
ただ、そもそもアメリカブランドでも生産は中国など海外というケースが多いので、実際の影響がどこまで広がるのかは未知数です。
バートンに関しては、アメリカブランドとはいえ影響は少ないかもしれませんが、どうなるでしょうか。個人的には毎シーズンバートンのブーツを購入しているので、入手できなくなると困りますね。ちなみに酒類は、特に好んでアメリカ製を買うことはないので、困らないのですが。
トランプ大統領の任期はあと4年。この関税問題が今後スノーボード業界にどんな影響を与えるのか、引き続き注目したいと思います。
