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カナダ・ウィスラーでフリースタイルコーチ兼インストラクターを務めるオリバー・ロイは、複数のスノーボードブランドから最新モデルの提供を受ける機会が多い。
一般的にライダーは特定のブランドのギアのみを使用するが、オリバーは決まったブランドをベースにしつつ、幅広いギアを試せる立場にある。そのため、用具に関する視野が広いのが特徴だ。
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そんなオリバーが今シーズン、昨シーズンまで愛用していたNIDECKER SUPERMATICではなく、ThirtyTwoのFASETM Systemバインディングを持って現れた。
オリバーが、「これ、試してみなよ。とても調子いいよ」と言うので、記者も早速試してみたところ、その利便性の高さを実感。あらかじめトゥストラップを調整しておけば、バインディングに足を踏み込むだけでハイバックが自動的に閉まり、あとはアンクルストラップを締めるだけ。従来のバインディングに比べ、スムーズに脱着できる。従来のバインディングと同じようなフィット感があるのも魅力的だった。
さらに、SUPERMATICと同様に、どんなブーツにも対応している。
実際に両方を使用したオリバーに「FASETM SystemとSUPERMATIC、どちらが良いか?」と聞いてみると、
「SUPERMATICは若干重さを感じるので、FASETM Systemの方が軽快に使える」との答えが返ってきた。
脱着の速さだけで考えれば、アンクルストラップを締めずにワンステップで固定できるSUPERMATICが上。しかし、バインディングの重量を気にするなら、新たに登場したFASETM Systemが魅力的な選択肢となりそうだ。
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