X GAMES初日、最初のスノーボード競技は女子ビッグエア『Pacifico Women’s Snowboard Big Air』。
招待選手8名による争いには、日本人選手が4名も出場を果たした。
前大会金メダリストの村瀬心椛をはじめ、X GAMESの歴代メダリストである鬼塚雅、岩渕麗楽、さらに今季のW杯で活躍を続ける深田茉莉が顔を揃えた。
金メダルを獲得したのは、33歳のベテラン、アンナ・ガッサー。銀メダルには日本の岩渕麗楽が輝き、銅メダルは終始安定感あるエアを披露したゾーイ・サドウスキー・シノットが手にした。
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今大会から予選(プレーオフ)が導入され、3本滑走した中で最も良いランが採用されるルールが採用された。上位4名がファイナル(決勝)へ進出する。
(※X GAMESでは決勝のことをプレーオフと表現する場合がある)
決勝に進出した4名の選手のトリックとスコアは以下の通り:
- 岩渕麗楽 フロントサイド1440ダブルテールグラブ 94.00
- アンナ・ガッサー キャブトリプル1260トラックドライバー 93.00
- ミア・ブルックス キャブ1440 92.00
- ゾーイ・サドウスキー・シノット バックサイド1440 91.66
村瀬心椛は予選で2本連続失敗し、ラスト1本に全てを賭ける展開となった。バックサイド1620を狙うも着地が決まらず転倒し、前大会の覇者が予選最下位で敗退する波乱の幕開けとなった。
ファイナルに進出した4名はいずれも1440を成功させ、ハイレベルな戦いを繰り広げた。この時点で、女子ビッグエア史上最高レベルと言える内容となった。
決勝は2本滑走し、そのうちベストスコアが採用される形式。そんな中、最後にキャブ1260トラックドライバーを鮮やかに決めたアンナ・ガッサーが、金メダルに輝いた。
Pacifico Women’s Snowboard Big Air
Final
Rank | Name | Run 1 | Run 2 | Best |
---|---|---|---|---|
1 | Anna Gasser | 93.66 | 93.33 | 93.66 |
2 | Reira Iwabuchi | 93.00 | 20.00 | 93.00 |
3 | Zoi Sadowski-Synnott | 92.66 | 91.66 | 92.66 |
4 | Mia Brookes | 89.33 | 90.66 | 90.66 |
Playoffs
Rank | Name | Run 1 | Run 2 | Run 3 | Best |
---|---|---|---|---|---|
1 | Reira Iwabuchi | 26.66 | 94.00 | 37.33 | 94.00 |
2 | Anna Gasser | 68.00 | 93.00 | 68.33 | 93.00 |
3 | Mia Brookes | 92.00 | 20.00 | 70.33 | 92.00 |
4 | Zoi Sadowski-Synnott | 91.00 | 73.00 | 91.66 | 91.66 |
5 | Miyabi Onitsuka | 87.66 | 25.00 | 25.00 | 87.66 |
6 | Mari Fukada | 23.00 | 23.66 | 86.33 | 86.33 |
7 | Laurie Blouin | 43.66 | 29.33 | 22.00 | 43.66 |
8 | Kokomo Murase | 36.00 | 17.33 | 20.00 | 36.00 |
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