スノーボーダーの迷惑行為がHTB北海道ニュースで報道される

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スノーボードムービーの撮影は、大きく分けてバックカントリーでのジャンプシーンと、街中で行われるストリート撮影の2種類に分類される。いずれもライダーやフィルマーにとっては非常にタフな作業であるが、特にストリート撮影の場合、近隣住民への配慮が重要である。

そのような中、HTB北海道ニュースが9日、札幌市南区の住宅街で行われたスノーボーダーの迷惑行為について報道した。この行為は、住宅街の石垣から道路に向かって滑り降りるものであり、視聴者によって撮影された映像とともに詳細が明らかにされた。

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現場では、5~6人のグループがライトで照らしながらスノーボードの撮影を行っていた様子が確認された。石垣の上部に積もった雪をスコップで固め、手作りの「ゲレンデ(?)」を形成して滑走していたという。この行為は、住宅街の石垣を滑り降りるだけでなく、その勢いのまま歩行者や車が通る道路を横断する危険を伴うものであったということだ。

目撃者の証言によれば、これらの行為は夕方の通行量が多い時間帯に行われており、事故の危険性が非常に高かった。さらに、立ち入り禁止エリアへの侵入や無断駐車、道路横断時の危険行為が目撃されている。警察の到着後、現場で注意を受けたグループはその後車で立ち去ったが、迷惑行為が1週間以上にわたり継続していた可能性が示唆されている。

このような行為は軽犯罪法に抵触する可能性があるとされ、警察も引き続き注意喚起を行っている。スノーボードは本来、安全を確保した環境で楽しむべきスポーツであるが、このような無責任な行為が地域社会に与える影響は大きく、慎重な対応が求められる。

なお、ストリート撮影における問題は日本だけに限らない。海外でも同様のトラブルがしばしば報じられている。カナダ出身のプロ・スノーボーダー、シモン・チェンバレンによれば、北欧ではストリート撮影に関する規制が比較的緩いため、ライダーたちがわざわざ北欧まで足を運ぶことがあるという。このように、ストリート撮影には文化や地域ごとの事情も絡んでいる。

ちなみに、これまで寄せられたコメントが非常に興味深くておもしろい。
一番的を射たコメントだなと思ったのは、以下のものだ。

「スノボに限らずストリート文化がかっこいいと思うのは分かるけど、昨今のモラルを考えたら、ストリートをやるなら時間と場所を考えてやらないと、かっこいいより馬鹿だと思われるよ」

一番ウケたのは、以下のコメントだ。多くの人がストリート撮影を理解していないため、こうした感覚になるのも分からないではない。

「たった5秒程度滑るためだけに、あんな準備をして石垣の上まで歩いて行って、自動車が来るというリスクまで背負うって……。相当暇を持て余してるんだろうなぁ」

アナウンサーのコメント、「実はこの場所、スキー場ではありません」って、さすがにそれは当たり前だよ!(笑)

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