ウィスラー・ブラッコムのスノーワールドの魅力を伝えるムービー『ELEMENTAL』が公開された。すでにご存じの方も多いと思うが、私たちDMKsnowboard.comは、ウィスラーを拠点に日本向けに様々なスノーボード情報を発信している。DMKのロゴには、ウィスラー・ブラッコムの２つの山から世界に情報を届けるという想いが込められているのだ。
今回のムービーは、私たちが住むウィスラーのスノーシーンを見事に、そして美しく映し出してくれている。迫力ある映像と美しい雪景色が、ここウィスラーでの特別な冬の魅力を余すことなく表現している。
ウィスラーは11月22日にオープン予定で、あの白銀の世界がもうすぐやってくる。昨夜は山の上に20センチ以上の雪が降り、今季も素晴らしいシーズンが期待できそうだ。
『ELEMENTAL』の紹介文
シー・トゥ・スカイ地域では、山々がゆっくりと目には見えないほどのペースで成長し、毎年数センチメートルずつ高くなっています。このゆるやかな地質変動は、侵食がその上昇に追随しているため、ほとんど気づかれないままです。しかし、山を押し上げる力は今もなお活動しています。この地域の山々は、ただの静かな巨石ではなく、まるで生きているかのように変化し続けています。かつては噴火する火山や割れた氷河、地震や地滑りを経験したこの地は、カナダで最もダイナミックな地質を誇ります。このような地質と雪を伴う沿岸の嵐が交わることで、この地が世界中から情熱的で冒険心に満ちたスキーヤーやスノーボーダーを引きつける自然の楽園となっているのも不思議ではありません。
スクウォミッシュ族とリルワット族は、はるか昔からこの地に住み続け、天候や地形の劇的な変化を目の当たりにし、その歴史と伝説は今日の地質学者が語る物語と同じ内容を物語っています。
今や誰もが訪れる場所となったこの地域は、壮大な自然が人々の心を動かし続けています。絶え間なく進化する風景と、私たちがこの伝説的な山々と結びつくことによって受ける影響もまた、その一部なのです。
Presented by: Whistler Blackcomb and TELUS
Directed & Produced by: Jeff Thomas & Ryan Regehr
www.whistlerblackcomb.com
『ELEMENTAL』のナレーション
おはようございます。こちらは機長です。シートベルトを締めてください。まもなくバンクーバーに到着します。現地時刻は午前9時37分、気温は5度で、晴れています。今日は運が良ければ、ウィスラーへのドライブも楽しめることでしょう。シー・トゥ・スカイ・ハイウェイは、美しい景色が広がる道で、険しいフィヨルド、密集した森林、そびえ立つ山々が並びます。
シー・トゥ・スカイ地域の山々は少しずつ成長しており、年間数センチメートルずつ上昇しています。これらの山々は静止しているわけではなく、火山活動や氷河の影響を受け続ける動的な地質です。この地域の先住民であるシシュ族やリワト族も、天候や風景の変化を見守り、伝承や伝説でその歴史を語り継いでいます。
大雪の前には、静けさと嵐への期待感が広がります。嵐は太平洋で形成され、海洋からの湿った空気が山岳地帯に衝突し、雪をもたらします。これがウィスラー・ブラッコム地域に平均12メートルの降雪をもたらし、冬の美しい風景を作り上げます。
冬の森では、雪が積もると光と影の美しい舞が見られ、静けさの中にも生命が息づいています。冷たい空気や雪の音に身をゆだね、冬の自然を楽しむことができます。雪崩の予報士たちは、雪の結晶や層構造を観察し、雪崩のリスクを探っています。
ウィスラーの雪質は湿度が高いため、独特な雪崩の特性を持っています。山岳地域のクルーは早朝から雪崩の予防を行い、観光客が安全にスキーを楽しめるよう努めています。また、スキーリフトの運営も高度な技術と管理によって支えられており、多くの人々がその裏で働いています。
雪は滑らかに加工され、スキーヤーたちが優雅に滑走できるように整備されます。山岳地帯の地形は長い年月をかけて地殻変動で形成され、多様な景観や地質の魅力を提供しています。氷河もまた、この地域に豊かな生態系と歴史的な価値をもたらしています。
