【コラム】00/01シーズンに向けて

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文:齋藤 稔

前のシーズンの自分の滑りを振り返ったことありますか?自分の滑りを振り返って00/01シーズンへ向けての第一歩を踏み出しましょう。
僕自身はシーズンの終わりに自分の滑りを振り返って、来シーズンの目標を立てることにしています。「今年はこれができるようになった」とか「来シーズンはこうできるようにしよう」など、ビデオなんかを見ながら考えている時間も結構楽しいものですよ。自分の滑りを見直し、客観的に判断する。競技指向の方やバッジテストを頑張って受けている方はもちろんのこと、上達を目指すすべての人に有効ですよ。反省はしても後悔はしない

大会やバッジテストのあとって、いい結果なら満足しますが、そうでない場合も当然あるわけです。そのときの経験を次にどう生かすかによって、次の結果は大きく変わってくると思います。僕自身はいろいろと反省はしますが絶対に後悔して落ち込んだりはしないようにしています。反省は次のためのステップとして生かせますが、後悔は何の役にも立ちません。むしろ無駄です。そもそも後悔するような事を僕はしないようにしています。例えば「あそこのバンクでこういうラインをとっていたら・・・」と思うことがあるとします。反省すれば「じゃ、次はそのラインをとろう。そのためにはもっとエッジの使い方を練習しないといけない。」とか次の目標が立てられるわけです。もしこれが「・・・あぁ、あのときな~・・・」と後悔ばかりしていたら前に進むことはできません。そんな風に落ち込んでいる時間があったらその時間滑っていたほうが100倍くらいためになります。「後悔は後ろ向きの姿勢だが、反省は前向きの姿勢である」と断言しましょう。間違いないです。どうしようもなく落ち込んだときは、思いっきり違うことをして気分転換でもやって、それから反省モードに入れば気持ちが切り替えられるし、冷静に分析できるようになります。反対に全然反省をしないと言うのももったいないです。「まぐれで勝つことはあっても、まぐれで負けることはない。負けには必ず原因があり、その原因を知ることが次の勝利への第一歩である。落ち込んでいる時間があるのならばその時間練習しろ」これは高校時代の柔道部の先生の教えです。僕は今でもその通りであると信じています。まぐれでうまくいくよりは、どうしようもない失敗でくじける方が上達するのです。競技やバッジテストをやっている人は、昨シーズンの反省をし、それを分析し、シーズンに向けていまから頑張りましょう。僕はもう始めています。

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