NITROのチームマネージャー、クヌート・エリアッセン氏は、よくナイトロの最新プロダクトを動画で紹介し、この業界でも有名な方。
そんなクヌートさんが、これからスノーボードのスポンサーを獲得して、プロ・スノーボーダーを目指す方に向けてHOW TO GET SPONSOREDをMethod Magazineのインスタでご紹介してくれた。
これがひじょうに的確でわかりやすい!
すでにライダー業をやっている方、あるいはこれからライダーを目指すあなたにぜひ一読していただきたい。
1)常に地元の担当者を通す – 彼らはあなたを必要としている!
2)スノーボードショップでアルバイトをする。
3)バックフリップ、720を全部覚える。
4)コンテンツを発信し、あなたが気になるブランドをタグ付けし、そのギアに乗る。
5)友達を撮影して、みんなのクリップを得よう。誰もがムービースターを好きなわけではない。
6)プロがすでにやっていることをそのままやらないこと。スペースを取られてしまうから。
7)何がよく見えるか、なぜそう見えるかを理解するために写真を撮る。
8)積極的に「ありがとう」と言う。今まで何でも与えられて育ってきたかもしれないが、ここでは自分から行動しなければならない。
9)1位だけが、実際に重要な唯一のコンテスト結果である。それ以外の結果は基本的に個人的なものだ。自分の進歩のためにトレーニングする。
10)仲間とクルーになる。LTC、1817、ザ・スクワッド、ダストボックス、バンドワゴン、SFK、チェンジ・ザット・テープなど。
11)コミュニティーの一員になり、映画のプレミアやイベントに行き、人々に会おう!
※これらの名言があれば、あっという間に夢中になれるはずだ。うまくいったらクヌートにビールをおごるのを忘れずに!
やや誤訳のところがあるかもしれないし、今一つニュアンスも伝わらないようなところもあるかもしれないので、一応、最後に原文を付けておく。
自分が、このアドバイスを読んで大事だなあ、と思ったところは:Nobody likes a movie star.
これ誤訳かもしれないが、クヌートさんは「誰もがムービースターを好きじゃないんだよ。だからこそ、友達と撮影し合おう」と伝えたのかな、と思った。
現在のスノーボード界で人気があったり、活躍しているライダーは必ずしもトップレベルを誇る技術を持っているとは限らない。むしろ、その方たちは表現力がうまかったり、演出力が高くて人気が出ているのだ。セルフプロデュース能力が高いと言えよう。
そういった意味では、実力うんぬんよりも見せ方が大事。一般的にビデオスターと呼ばれるライダーだけが影響を持っているのではなく、むしろローカルヒーローの方が、メーカーにとって献立しているケースも少なくないのだから。
次に大事だなあ、と思ったのが「プロがすでにやっていることをそのままやらないこと。スペースを取られてしまうから」
いやあ、これは難しい。けど超大事!オリジナリティがあれば、いい。負ける喧嘩をやらないこと。
自分が個人的に辿ったスノーボードの世界の話を。
私は、17歳の頃からスノーボードを始めて、コンテストにも出た。だけど、ビビリ屋だったから、ジャンプ主体のフリースタイルは上手にならず、アルペンという世界に走った。だけど、レースもそれほど出世できなかった。
そこで、今から30年ほど前にカナダの公認イントラ資格を取り、それを切符を手にハウツーのビデオを出した。なんか海外のイントラ資格って、カッコいいな、みたいな感じで。
いわゆる初心者ものハウツーだ。スノーボードバブルに乗っかって、ビデオが売れた。さらにハウツー本を出す話も出た。
ハウツーのコラムを専門誌に書き、当時出たばかりのスノーボーダーという雑誌のハウツーも担当。
自分だけが出るのではなく、世界のトッププロと協力してハウツーを作って行った。文章も書き、カメラ撮影するチャンスにも恵まれた。おそらく自分は90年代から2000年代で最もハウツーコンテンツに携わった人だったと思う。あの頃、スノーボードを始めた人は、なんらかの形で自分が作ったコンテンツを見た可能性が高い。
それでなんとなく、業界で生きているようなになったんだ。当時は誰もがやっていなかった道をいち早く駆け抜けて、一番を目指したという感じ。
だから、今、この業界でいいのかどうかわからないけど、オリジナルを目指す人が結構気になる。インスタグラマー的な新しい活動方法とか、新しいコンテンツの見せ方など。すでに誰かがやっていることを狙わずに新しい一歩で勝負すること。それを考えるのが難しいけど。
最後に、個人的に共感できた大事なこと3つ目。それは1番でないといけないということ。
たしかにそうなんだよ。よく若いライダーから、この大会で何位になったとか、いろいろ個人的な活躍を聞くけど。売り出す方としては、1番でないとどうも難しい。実際に人々に響きにくい。どんなレベルの大会でも1番の方が、見た目がいいのだ。
さっきのオンリーワンにつながる話だけど、クヌートさんが言うように「それ以外の結果は基本的に個人的なものだ」。
ちなみに私もかつて、JSBAのスラロームの大会で4位に入ったとか、カナダの大会で2位に入ったとか、リゾルトを残したけど、まったく響かなかった。
それよりも、90年代に出したハウツービデオが、当時、大人気の映画だったダイハード2のビデオよりも、売り上げランキングが上だったことに驚いた。スノーボードはうまくなかったけど、当時、スポンサーからなんだかんだ言って100万オーバーの契約金を頂いていた。
Ever wondered how to get sponsored to ride? Well @nitro_snowboards TM @knut_eliassen has a few suggestions to help you get there! 👀 is Knut on to something here?
01. Always go through the local rep – They need you!
02. Get a part-time job at a snowboard shop(“OG”influencer).
03. Learn backflip, all 720s. good method, and ride everything…
04. Put out content, tag the brands you are down for, and ride their gear.
05. Film your friends so you all get clips. Nobody likes a movie star.
06. Don’t do exactly what all the pros are already doing. The space is taken unless you want to be the asshole trying one-up them all.
07. Take photos to understand what looks good and why.
08. Be proactive and say thank you. You might have grown up with everything handed to you, but here, you have to get after it.
09. 1st place is the only contest result that actually matters. All other results are basically personal. Training for your progression.
10. Start a crew with your friends. Most sponsored riders come from a friends crew…LTC, 1817, The Squad, Dustbox, Bandwagon, SFK, Change that tape etc.
11. Be a part of community, go to the film premieres and events, and meet people!
With these words of wisdom, you’ll be hooked up in no time. Don’t forget to buy Kunut a beer when it works out!