将来的にはスノーウエアにも採用されそう!ダウン(羽毛)がないダウンジャケット

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これは画期的なダウンジャケットだ。なんとダウン(羽毛)がないダウンジャケットが誕生した!
開発したのは、1590(天正18年)今から430年もの歴史を持つ会社、住友金属鉱山だ。
車の窓ガラスで利用される素材を使ってダウンジャケットを作ったのである。この素材は、温度上昇を抑えるための窓ガラス材料ということだが、往来のダウンジャケット以上に保温性を保てる優れモノ。
出来上がったダウンジャケットは、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」 主催者プログラム「Tokyo Future Tour」への出展中。
将来的には、スキー、スノーボード、あるいは登山のジャケットにも応用できそうだ。
そうなれば、より低コストで、地球にもやさしいジャケットが生まれるだろう。これまで鳥さんには可哀そうな思いもさせて来たけど、もう、鳥さんも無駄に死なないで済みそうだ。

以下、住友金属鉱山によるプレスリリース内容。

住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野崎 明)は、自社開発の近赤外線吸収材料「CWO®」を素材テクノロジー「SOLAMENT™」(ソラメント)として、東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の主催者プログラム「Tokyo Future Tour」に出展することをお知らせします。

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「SOLAMENT」は、住友金属鉱山が発明し国内外で特許を持つ近赤外線吸収材料CWOをもとにした素材テクノロジーです。太陽光などに含まれる近赤外線を吸収する機能を活かし、アパレル、建材、農業、医療分野などへの市場進出を強化していきます。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」では、「SOLAMENT」の機能や可能性を体感できるプロトタイプとして、羽毛を使用しなくても暖まる透明なダウンジャケット「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」を展示し、来場者向けの体験ブースを設けます。

住友金属鉱山が手掛ける素材テクノロジー「SOLAMENT」

「SOLAMENT」は、太陽を意味する「Solar」と、素材を意味する「Element」を組み合わせた言葉です。日本語の「空(ソラ)」も言葉に込めて、空の下でさらに機能を発揮する素材であることを表現しています。また、ロゴは太陽光とCWOの六角形の結晶をモチーフにしたものに、コラボレーションを意味するXを重ね、可能性の広がりを表現しています。

 「SOLAMENT」として展開する以前も、CWOという名称で、自動車内の温度上昇を抑えるための窓ガラス材料や、紫外線と近赤外線による肌への負担軽減が期待できる衣服での材料をはじめ、自動車、建築材料、農業など様々な製品に活用されてきました。

 このたび、素材テクノロジー「SOLAMENT」としてリニューアルすることで、住友金属鉱山が開発した素材の持つ可能性をより多くの方に知ってもらい、提携・活用の幅を広げることを目指します。また、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」が自動車業界の枠を超えたイベントとして開催されることにあわせて、アパレル製品の「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」を展示し、移動だけではない拡張するモビリティへの期待感の醸成も図ります。

「SOLAMENT」紹介ウェブサイト: https://crossmining.smm.co.jp/solament/

プロトタイプ「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」

今回「SOLAMENT」として初めて、アパレル分野での活用を見据えたプロトタイププロジェクトを始めました。アクセンチュア傘下のクリエイティブ・エージェンシーであるDroga5 Tokyoとのコラボレーションにより、透明で軽く、羽毛を一切使用しないのに暖まる「DOWN-LESS DOWN JACKET」を実現させました。光を熱に変える特性を持つ「SOLAMENT」を生地に活用することで、生地自体が発熱し、見た目からは想像できない暖かさを生みます。

またデザイン性と快適性に加え、羽毛を使わないという特徴から、環境や社会の持続可能性に配慮するエシカル消費の観点も併せ持ちます。デザイン監修にはファッションデザイナーの津村耕佑氏が参画します。

【実証実験の結果】

 「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」を着用した時の温度を比較したところ、「SOLAMENT」の特徴である、優れた可視光透過性と近赤外線吸収能力により通常のダウンジャケットと同等の温度変化が見られました。

使用ジャケット近赤外線照射時の温度変化補足
羽毛の入っている通常のダウンジャケット+6.1℃(23.7→29.8℃) 
SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET+6.3℃(23.7→30.0℃)羽毛のない空洞形状にも関わらず、羽毛入りジャケットに匹敵する温度上昇
SOLAMENTを使用しなかった②のジャケット                                   +3.5℃(23.7→27.2℃)温度上昇率は低い

※同じ室温で10分間擬似太陽光を当てた着用温度を比較。

「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」 主催者プログラム「Tokyo Future Tour」への出展概要

プロトタイプ「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」は、モビリティが変える未来を大型の体感型シアターで表現し、続いて未来を4つのシーンに分けて、具体的な商品・サービスと共に多彩なショー演出で描く「Tokyo Future Tour」の中に位置し、未来の生活シーンが広がる「Life & Mobility」で展示されます。

 展示ブース「SOLAMENT FIRST SHOWCASE」では、生まれ変わった素材テクノロジー「SOLAMENT」を初公開。ブースでは多彩なモビリティによって変わる未来を象徴するアパレルとして「SOLAMENT DOWN-LESS DOWN JACKET」のプロトタイプの展示を行います。来場者は実際に着用いただくこともでき、「SOLAMENT」の機能性と世界感を体感いただけます。

出展場所:東京ビッグサイト 「Life&Mobility」エリア
https://www.japan-mobility-show.com/organizer_program/tokyo_future_tour/

担当者コメント

 「SOLAMENT」はこれまでの発熱、遮熱素材とは一線を画す効果を持った、世界で当社だけが保有する特許製品です。使い方により発熱・遮熱・盗撮防止等様々な可能性があり、衣料に使えば限界に挑戦するアスリートへの強力な伴走者になり、農業に使えばこれまで作れなかった土地や時期で作物を収穫することを可能にします。

 “誰も到達できなかった未来、想像を超える世界や文化を切り拓く”この素材にはそれだけの可能性があると私は信じています。ぜひ「SOLAMENT」を体感してください。きっと本能で可能性を感じることができます。

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