2025世界選手権ビッグエア決勝、日本勢が圧巻の強さ!村瀬心椛、木俣椋真が金メダル!!

@fisparkandpipe
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スイス・サンモリッツで開催されたスノーボード世界選手権ビッグエア決勝で、日本勢が圧倒的な強さを見せた。

女子では村瀬心椛が金メダルを獲得し、岩渕麗楽が2位、深田茉莉が3位となり、日本勢が表彰台を独占した。
男子では木俣椋真が金メダルを獲得し、長谷川帝勝が2位となり、日本が1・2フィニッシュを飾った。
男子3位はオリバー・マーティン(アメリカ)となった。

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村瀬心椛が日本人初の世界選手権ビッグエア金メダル!

村瀬心椛は、1本目にスイッチフロントサイド1260フロントサイドグラブを決め、85.75ポイントを獲得し首位に立ち、続く2本目ではバックサイド1080ノーズグラブを成功させ、76.75ポイントを加えたことで、合計162.50ポイント。後続の選手が心椛を上回ることはなく、そのまま自身初の世界選手権金メダルを獲得!

銀メダルはバックサイド1260メランコリー、フロントサイド1080ウェドルからトラックドライバーを決めた岩渕麗楽で、2本合計156.00ポイント。
銅メダルは深田茉莉で153.25ポイント。さらに、日本の鈴木百桃も150.00ポイントで4位に入り、日本勢が1〜4位を独占する歴史的快挙となった。

この表彰台独占は、FISパーク&パイプ種目において、世界選手権で史上初めて1カ国が女子の表彰台を独占する快挙となった。

イギリスのミア・ブルックスが5位、オーストリアの五輪ビッグエア2連覇のアンナ・ガッサーが6位となった。

当初8人が進出した女子決勝では、スロープスタイル世界王者のゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)とアニカ・モーガン(ドイツ)は、決勝に向けた練習中の負傷により欠場した。

スノーボード世界選手権スイス・エンガディン大会 女子ビッグエア結果

1位 村瀬心椛(日本)
2位 岩渕麗楽(日本)
3位 深田茉莉(日本)
4位 鈴木 萌々(日本)
5位 ミア・ブルックス(イギリス)
6位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
7位 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
8位 アニカ・モーガン(ドイツ)

執念の大逆転!木俣椋真、1980メラン炸裂で世界王者に!

男子決勝では、木俣椋真が執念の逆転劇を見せた

1本目でフロントサイド1800ダブルテールグラブを決め、81.75ポイントを獲得。2本目ではバックサイド1980メランコリーグラブに挑戦するも転倒し、鼻から出血するアクシデントに見舞われた…。

しかし、治療を受けた後、3本目で再びバックサイド1980メランに挑戦。そして見事成功させ、この大技で一気に首位に躍り出た!

銀メダルは、2本目にキャブ1800インディ、3本目にフロントサイド1800インディを決めた長谷川帝勝(174.50ポイント)。2023年のビッグエア世界選手権王者として連覇を狙っていたが、椋真の滑りにより惜しくも2位に。

銅メダルはアメリカの16歳、オリバー・マーティン(171.50ポイント)。マーティンは3月21日のスロープスタイルでも銅メダルを獲得しており、今大会2つ目のメダルとなった。

また、宮村結斗が5位に入り、男子でも日本勢が上位に名を連ねた。

スノーボード世界選手権スイス・エンガディン大会 男子ビッグエア結果

1位 木俣涼真(日本)
2位 長谷川帝勝(日本)
3位 オリバー・マーティン(アメリカ)
4位 ロマン・アレマン(フランス)
5位 宮村結斗(日本)
6位 アンゾ・ヴァラック(フランス)
7位 イアン・マッテオリ(イタリア)
8位 ヤン・ウェンロン(中国)
9位 モンス・ロイスランド(ノルウェー)
10位 荻原大翔(日本)

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