
2025/26シーズンのFISスノーボード パーク&パイプ ワールドカップの暫定カレンダーが発表された。
来シーズンは、ハーフパイプ7戦、スロープスタイル4戦、ビッグエア3戦が予定されており、さらに2026年2月にはミラノ・コルティナ冬季オリンピックが控えている。このシーズンはスノーボード界にとって注目すべき年になるだろう。
特に注目すべきは、日本で約10年ぶりに開催されるFISスノーボードワールドカップ。2025年3月7日には札幌・ばんけいスキー場でハーフパイプ競技の予選が行われ、翌3月8日には決勝が予定されている。国内で行われるこの大会は、日本のトップライダーたちの滑りを生で見ることができる貴重なチャンスだ。日本のファンにとって、期待が高まる瞬間になるだろう。
さらに、2025年12月から始まるFISワールドカップシーズンは、日本のスノーボーダーにとって2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに向けた非常に重要な戦いとなる。五輪出場枠をかけた激しい競争が繰り広げられ、選手たちは出場資格を得るためにFISポイントを積み重ねることが求められる。
特に注目すべきは、男子スロープスタイルとビッグエアの選手たちの選考争いだ。2026年のオリンピックには各種目ごとに最大4名の選手が出場できる枠が与えられる。この出場枠を勝ち取るためには、国内外での成績やFISランキングが非常に重要なポイントとなる。2024年7月1日から2026年1月18日までの間に行われるFISワールドカップの成績や、2025年FISスノーボード世界選手権での結果が選考の鍵を握ることになる。
選考が特に激しくなると予想されるのが男子スロープスタイルとビッグエア。現在、約7名の選手がワールドカップ出場資格を持っており、どの選手が選ばれるかに注目が集まる。今後のワールドカップの結果が、日本代表選手を決める重要な要素となることは間違いない。
これからのシーズン、選手たちの挑戦と成績に注目が集まり、日本スノーボード界の未来を占う重要な一年になりそうだ。
ハーフパイプ(HP)
- 2024年12月10日〜12日:シークレットガーデン(中国)
- 2024年12月17日〜19日:カッパーマウンテン(アメリカ)
- 2024年12月31日〜2025年1月2日:カルガリー(カナダ)
- 2025年1月7日〜10日:アスペン(アメリカ)
- 2025年1月15日〜18日:ラークス(スイス)
- 2025年3月7日〜8日:さっぽろばんけい(日本)
- 2025年3月26日〜29日:シルバプラーナ(スイス)
スロープスタイル(SS)
- 2025年1月7日〜10日:アスペン(アメリカ)
- 2025年1月15日〜18日:ラークス(スイス)
- 2025年3月12日〜14日:フラッハウ(オーストリア)
- 2025年3月26日〜29日:シルバプラーナ(スイス)
ビッグエア(BA)
- 2024年11月28日〜30日:シークレットガーデン(中国)
- 2024年12月5日〜6日:北京(中国)
- 2024年12月11日〜13日:スティームボート(アメリカ)