角野友基がBurtonボードでX Games銅メダル獲得!!

日本のエースが返って来た!
角野友基が、先ほど行われたX Games Norway 2019ビッグエアーで見事に銅メダル獲得。

金メダルは、癌から復活したマックス・パロット。
銀メダルは、スヴァン・ソーグレン。
ショーン・ホワイトに次いで、X Gamesのメダル数を保持するマーク・マクモリスは、まさかの決勝3本とも転倒に終わった。

X Games Norway 2019ビッグエアー、男子スノーボードで招待されたのは、10名だ。
オリンピックにつながるFISワールドカップ、その出場メンバーに選ばれていない角野友基が、世界でたった10名しか選ばれないXゲームでは選べていることは、世界が彼を認めている証拠だろう。
そして、角野は平昌オリンピックの選考メンバーに外れるも、決して諦めることなく、今日まで戦って来た。

男子のビッグエアーには予選があり、出場選手10名からまずはトップ6が決勝進む。
予選は、2本滑ることができ、最高得点が採用。
角野は予選で78.66ポイントを出し、その得点は決勝へ進むためのギリギリ。わずか0.66ポイント差で7位のフリジトフを上回った。
勝利の神様が角野に微笑み始めていた。

決勝は3本ラン中のトップ2採用。
最初の走者であった角野の1本目、 バックサイド1620というスーパー高回転トリックも、惜しくも着地が後方に流れて転倒。失敗ランに終わった。

逆転を賭ける2本目、再びバックサイド1620を放つ。これが見事に決まって48.00というハイスコア!!
この日の全選手の中で最も高いスコアである。

2本終わった時点での角野の順位は、マックス・パロット、スヴァン・ソーグレン、クリス・コーニングに次いで4位だった。2本目にハイエスト・スコアを出したことを考えれば、角野の3本目の出来によっては、十分メダル圏内。しかも金メダルも狙える位置。

ひじょうに興味深いゲーム展開の中、角野の3本目は最終滑走者となった。
3本目にカイル・マックがバックサイド1440で41.33という高得点を出し、トップ3の順位は変わらず。角野はメダルを獲得できるのか、最後の1本に賭ける。

出番前、角野の前に滑るマックス・パロットとハイタッチで健闘を称え、その後にスマートフォンの音源を入れ、テンション上げのスタンバイはOK。
解説のクレイグ・マクモリスが、「YUKIはビッグ大会に強い。」と角野の期待値を煽る。思い返せば、確かに角野のコンペティションの歴史には、ドラマチックな展開が多かった。今回も、まさかの大逆転での金メダルなのか。

レギュラーインから放った技は、フロントサイド1440テールグラブだった。
トゥで蹴り抜けるバックサイド・スピンに比べて、ヒールから抜けるフロントサイドのスピンは、仕掛けも難しいしスピン数も上げ難いもの。そんな中でも角野は懸命に1440狙い。しかし、着地の時に上体がフロント方向に流れて、両手を付いてしまった。これは大きな減点となりそうだ。コメンテーターも「おそらく1位、2位は難しいだろう。果たして3位に入れるか。」と実況する。

そして、出たスコアは。
超えた!
3位のクリス・コーニングを超えて、銅メダル獲得だ。
ワールドカップのビッグエアー表彰台の常連、アメリカを代表するコーニングを上回ったというのは、角野がオリンピックに出場できる選手という大きな証。

それにしても気になるのは、角野の使用ボード。なんとBURTONの文字!!!
このソール、カスタムのグラフィックである。
角野のサポートにバートンが付くとなったら、これは大きな援軍。
北京オリンピックに向かって、角野が走り出しそうな気配だ。

金メダルを獲得したマックス・パロットは、つい2か月前にはステージ2の癌と戦うためにキモセラピーを受けていた。そんな癌と戦っていたマックスが、このタイミングでビッグエアー台に帰って来たことは大きな驚きだし、しかも金メダル獲得なんて!

マックスは、1本目にキャブ1620をクリーンメイク。ここですでに47点をマーク。
そして2本目はフロントサイド・トリプルコークで44点。
ほぼ優勝が決まっていた状況だったが、その後に滑る角野のランに備えて、マックスは、容赦なく3本目も攻めた。決めたトリックはフロントサイド・トリプルコーク。このトリックでは、ちょっとだけ手を付いてしまったが、ほぼ完ぺきな印象を与えるクリーンヒット。43.66点だった。

後に待つ角野のランを見届けて、マックスの癌克服からの金メダルというドラマが完結した。

以下の動画は、マックスの復活までのトレーニングの様子や心持を伝える内容のA Message from Max Parrot | X Games Norway 2019。

ところで、予選で衝撃的なアクシデントがあった。
角野の得点にわずかに足りずに7位で予選敗退となったフルジトフが、着地後にスピードを停止できずに、ランディングゾーンと観客席を遮るフェンスに激突したのだ。
このインスタにアップされた動画のコメント欄には、「これほど大きなジャンプ台を作りながら、こんなに狭いランディングゾーンなんて愚か。彼の背中の負傷が心配だ。」という声が寄せられている。

Men’s Snowboard Big Air Final

RankNameAttempt 1Attempt 2Attempt 3Best Two
1Max Parrot474443.6691
2Sven Thorgren4310.6645.3388.33
3Yuki Kadono154836.6684.66
4Chris Corning3812.6641.3379.33
5Mark McMorris13.33181230
6Stian Kleivdal1218.662121

http://www.xgames.com/xgames/events/2019/norway/results/27492118/mens-snowboard-big-air